下を向いて歩こう

(しんこきゅうしたらどうきがなったはじまりもむごいでたーみにずむ)

深呼吸したら動悸がなった　始まりも惨いデターミニズム

(みかたもいないそのとうぎじょうでかちめないいっぽ、やゆされて)

味方もいないその闘技場で　勝ち目ない一歩、揶揄されて

(これまでさんざんしっぱいはしたそのたびかえりみちはうなだれた)

これまで散々失敗はした　その度帰り道は項垂れた

(ねむらせてくれないかいそうしーんは「おまえがはじめたんだ」とわらう)

眠らせてくれない回想シーンは　「お前が始めたんだ」と笑う

(まともになれたきがすこししてたよくやれてるんだとじふもあった)

まともになれた気が少ししてた　よくやれてるんだと自負もあった

(あんしんとうぬぼれとおごりはあしもとをけっしててらしはしない)

安心と自惚れと驕りは　足元を決して照らしはしない

(これがさいごかもしれないからあたりまえなんておもうないまが)

これが最後かもしれないから　当り前なんて思うな今が

(やりのこしやいいのこしはないそれでようやくいんとろぶぶん)

やり残しや言い残しはない　それでようやくイントロ部分

(むめいふぜいつねにすてみひとりさまよう)

無名風情　常に捨て身　独りさまよう

(ほしがおちていたらひろうつもり)

星が落ちていたら拾うつもり

(おわってるんだよだれもかれもうつむくかお)

終わってるんだよ　誰も彼も　俯く顔

(てらしだすあさがきたもえさかるそらにせをむけてゆく)

照らし出す朝が来た　燃え盛る空に　背を向けて行く

(ぼくらしたをむいてあるこうそらにはあおこころにしゃこう)

僕ら下を向いて歩こう　空には青　心に遮光

(ここでしかみえないものしりえぬことつづる)

ここでしか見えないもの　知り得ぬこと　綴る

(たいようでもてらせはしないなもないあらすじを)

太陽でも照らせはしない　名もないあらすじを

(ねがてぃぶといわれてもしょうがないうまれそだちはいつわれないから)

ネガティブと言われてもしょうがない　生まれ育ちは偽れないから

(だけどいいもわるいもふくめてみとめられるならこれいじょうない)

だけど良いも悪いも含めて　認められるならこれ以上ない

(うわっつらだけで「なんとかなる」といわれたいならほかをあたって)

上っ面だけで「何とかなる」と　言われたいなら他をあたって

(「どうせぼくなんか」がぶきになったそのほうほうはかこさくにある)

「どうせ僕なんか」が武器になった　その方法は過去作にある

(みもとふめいゆえにむけいあすにはむかう)

身元不明　故に無形　明日に刃向かう

(なみだかくすこともしないなまみ)

涙隠すこともしない生身

(おわってるんだよだれもかれもうつむくかお)

終わってるんだよ　誰も彼も　俯く顔

(てらしだすあさがきたもえさかるそらにせをむけてゆく)

照らし出す朝が来た　燃え盛る空に　背を向けて行く

(ぼくらしたをむいてあるこうぶじょくにえがおむなもとにやぼう)

僕ら下を向いて歩こう　侮辱に笑顔　胸元に野望

(ここでしかみえないものしりえぬことつづる)

ここでしか見えないもの　知り得ぬこと　綴る

(たいようでもてらせはしないなもないあらすじを)

太陽でも照らせはしない　名もないあらすじを

(みあげたあこがれがまぶしくてめをやいたうちのめされたぼくはゆめのそこにおちた)

見上げた憧れが　眩しくて目を焼いた　打ちのめされた僕は　夢の底に落ちた

(ただむせびなく「だからこそ」がわけためいあんかこのせいさん)

ただ咽び泣く　「だからこそ」が　分けた明暗　過去の清算

(やがてなりたつそのしせいかんこれはえいがじゃなくせいかつ)

やがて成り立つその死生観　これは映画じゃなく生活

(おわってるんだよだれもかれもうつむくかお)

終わってるんだよ　誰も彼も　俯く顔

(てらしだすあさがきたもえさかるそらにせをむけてゆく)

照らし出す朝が来た　燃え盛る空に　背を向けて行く

(ぼくらしたをむいてあるこうおそうちょうしょううわずるかしょう)

僕ら下を向いて歩こう　襲う嘲笑　上ずる歌唱

(ここでしかみえないものしりえぬことつづる)

ここでしか見えないもの　知り得ぬこと　綴る

(たいようでもてらせはしないなもないあらすじを)

太陽でも照らせはしない　名もないあらすじを