前夜祭の篝火 mayuko
mayukoさんは「前夜祭シリーズ」と呼ばれているハロウィン曲を毎年リリースしています
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歌詞(問題文)
(「かなしい」と「さびしい」とささやくこえはなつかしく)
「悲しい」と「寂しい」と囁く声は懐かしく
(「いますぐ」と「もうすぐ」とこたえたこえはだあれ?)
「今すぐ」と「もうすぐ」と答えた声はだあれ?
(ろりぽっぷもちょこれーとも)
ロリポップもチョコレートも
(あふれるほどこしらえたのに)
溢れるほど拵えたのに
(あどけないまじないが)
あどけない呪いが
(まてどくらせどきこえない)
待てど暮らせど聞こえない
(はろうぃんのよるにいとしいふたりは)
ハロウィンの夜に愛しい二人は
(きっとずっとまいごになって)
きっとずっと迷子になって
(もどれないならかえれないなら)
戻れないなら帰れないなら
(さがしにゆこうか)
探しに行こうか
(ほしくずのうみにふなでのとき)
星屑の海に船出の時
(めざすさきはあのくものはて)
目指す先はあの雲の果て
(そらをいくたびじをてらす)
空を往く旅路を照らす
(かがりびをともせよ)
篝火を燈せよ
(ききおぼえのあるこえが、ひどくよそよそしくつげるのです。)
聞き覚えのある声が、酷く余所余所しく告げるのです。
(「こんどこそ」と。)
「今度こそ」と。
(すがたのみえないかれらをさがし、)
姿の見えない彼らを捜し、
(あかりをともしていざなうのです。)
灯りを燈していざなうのです。
(はろうぃんのよるにまほうのことば)
ハロウィンの夜に魔法の言葉
(「ゆおゆおやーばっきゃーぐぇん」)
「ユオユオヤーバッキャーグェン」
(もどれないからかえれないから)
戻れないから帰れないから
(おわりはそこにあるのだろう)
終わりは其処にあるのだろう
(あいらしいそのこえはおぼえがあるような)
愛らしいその声は覚えがあるような
(うつくしいそのめだまはおぼえがあるような)
美しいその目玉は覚えがあるような
(むかえにきたよわすれやしない)
迎えに来たよ忘れやしない
(ゆびきりのやくそくだから)
指きりの約束だから
(まもりにきたよかなえにきたよ)
守りにきたよ叶えにきたよ
(さあなみだをぬぐって)
さあ涙を拭って
(わらっておくれうたっておくれ)
笑っておくれ歌っておくれ
(どこにもいけやしないから)
何処にも行けやしないから
(おしえておくれしめしておくれ)
教えておくれ示しておくれ
(このよるのおしまいを)
この夜のおしまいを
(「おかしい」と「むなしい」とささやくこえがとおざかる)
「おかしい」と「むなしい」と囁く声が遠ざかる
(「いれない」と「いらない」とはきすてたのはだあれ?)
「容れない」と「要らない」と吐き捨てたのはだあれ?
(とけおちたかくしんがまがいものだとなきさけぶ)
溶け落ちた核心が紛い物だと泣き叫ぶ
(わなないたまじないにかえすことばはひとつだけ)
戦慄いた呪いに返す言葉はひとつだけ
(trick and trick)
trick and trick
(かれじゃないかのじょじゃない)
彼じゃない彼女じゃない
(おまえたちにまほうはとけない)
お前達に魔法は解けない
(なんどでもよびつづける)
何度でも呼び続ける
(なもしらぬふたりを)
名も知らぬ二人を
(ほしくずのうみがしらんでゆく)
星屑の海が白んでゆく
(あめくこえもひかりにきえる)
叫く声も陽光に消える
(そらをいくゆうれいせんはおともなくしずんでゆく)
空を往く幽霊船は音もなく沈んでゆく
(またつげられないことば)
また告げられない言葉