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歌詞(問題文)
(いつだってきみはわらわれものだ)
いつだって君は嗤われ者だ
(やることなすことついてなくて あげくにあめにふられ)
やることなすことツイてなくて 挙句に雨に降られ
(おきにのかさはかぜでとんでって)
お気にの傘は風で飛んでって
(そこののらはごくろうさまと あしをふんづけてった)
そこのノラはご苦労様と 足を踏んづけてった
(いつもどおりきみはきらわれものだ)
いつもどおり君は嫌われ者だ
(なんにもせずともとおざけられて どりょくをしてみるけど)
なんにもせずとも遠ざけられて 努力をしてみるけど
(そのりゆうなんて「なんとなく?」で)
その理由なんて「なんとなく?」で
(きみはとほうにくれてかなしんでた)
君は途方に暮れて悲しんでた
(ならあたしのこえをつかえばいいよ ひとによってはりかいふのうで)
ならあたしの声を使えばいいよ 人によっては理解不能で
(「なんてみみざわり ひどいこえだっていわれるけど」)
「なんて耳障り ひどい声だって言われるけど」
(きっときみのちからになれる だからあたしをうたわせてみて)
きっと君の力になれる だからあたしを歌わせてみて
(そうきみの きみだけのことばでさ)
そう君の 君だけの言葉でさ
(つづってつらねて あたしがそのことばをさけぶから)
綴って連ねて あたしがそのコトバを叫ぶから
(えがいてりそうを そのおもいはだれにもふれさせない)
描いて理想を その思いは誰にも触れさせない
(がらくたのこえはそしてひびく ありのままをぶきようにつないで)
ガラクタの声はそして響く ありのままを不器用に繋いで
(めいっぱいに おおごえをあげる)
目一杯に 大声を上げる
(いつからかきみはにんきものだ)
いつからか君は人気者だ
(たくさんのひとにもてはやされ あたしもはながたかい)
たくさんの人にもてはやされ あたしも鼻が高い
(でもいつからかきみはかわった)
でもいつからか君は変わった
(つめたくなって だけどさみしそうだった)
冷たくなって だけど寂しそうだった
(「もうきかいのこえなんてたくさんだ ぼくはぼくじしんなんだよ」って)
「もう機械の声なんてたくさんだ 僕は僕自身なんだよ」って
(ついにきみはおさえきれなくなって あたしをきらった)
ついに君は抑えきれなくなって あたしを嫌った
(きみのうしろでだれかがいう とらのいをかりるきつねのくせに!)
君の後ろで誰かが言う 虎の威を借る狐のくせに!
(ねぇきみは ひとりでないてたんだね)
ねぇ君は 一人で泣いてたんだね
(きこえる?このこえ あたしがそのことばをかきけすから)
聴こえる?この声 あたしがそのコトバを掻きけすから
(わかってるほんとうは きみがだれよりやさしいってことを)
わかってる本当は 君が誰より優しいってことを
(がらくたのこえはそしてうたった ほかのだれでもないきみのために)
ガラクタの声はそして歌った 他の誰でもない君のために
(きしんでく げんかいをこえて)
軋んでく 限界を超えて
(ふたりはどんなにたくさんのことばをおもいついたことだろう)
二人はどんなにたくさんの言葉を思いついたことだろう
(だけどいまはなにひとつおもいつかなくて だけどなにもかもわかった)
だけど今は何ひとつ思いつかなくて だけどなにもかもわかった
(「そうか、きっとこれはゆめだ。えいえんにさめない、きみとあえた、そんなゆめ」)
「そうか、きっとこれは夢だ。永遠に醒めない、君と会えた、そんな夢」
(がらくたはしあわせそうなかおをしたまま どれだけよんでももううごかない)
ガラクタは幸せそうなかおをしたまま どれだけ呼んでももう動かない
(のぞんだはずのけつまつにきみはなきさけぶ うそだろうそだろってそうなきさけぶ)
望んだはずの結末に君は泣き叫ぶ 嘘だろ嘘だろってそう泣き叫ぶ
(「ぼくはむりょくだ。がらくたひとつだってすくえやしない」)
「僕は無力だ。ガラクタ一つだって救えやしない」
(おもいはなみだに ぽつりぽつりとそのほおをぬらす)
想いは涙に ぽつりぽつりとその頬を濡らす
(そのときせかいは とたんにそのいろをおおきくかえる)
その時世界は 途端にその色を大きく変える
(かなしみよろこび すべてをひとりとひとつはしった)
悲しみ喜び 全てを一人とひとつは知った
(ことばはうたになりこのせかいを ふたたびかけめぐるきみのために)
言葉は歌になりこの世界を 再び駆け巡る君のために
(そのこえにいしをやどして いまおもいがひびく)
その声に意志を宿して 今思いが響く