閃光ヴァルキュリア

(ああ　どうかみちびいて　せいなるけんをてにし　やみをさく)

嗚呼　どうか導いて　聖なる剣を手にし　闇を裂く

(「だれにもまけはしないわ　かみはいつだってわたしにほほえんでいるもの)

『誰にも負けはしないわ　神はいつだって私に微笑んでいるもの

(だれをもしんじたりはしない)

誰をも信じたりはしない

(やみはちかくにあり　こころをにぶくさせる」（いま）)

闇は近くに在り　心を鈍くさせる』(今)

(しょうじょのけがれなきよくぼう　（きょうきがらせんにうんめいをかえる）)

少女の穢れなき欲望　(狂気が螺旋に運命を変える)

(つどえここへ　ひざまずいて　いのちもこころもささげかしずけ　かみのなのもと　（ちをながして）)

集え此処へ　跪いて　命も心も捧げ傅け　神の名のもと　(血を流して)

(かぜにくろかみなびかせかける　せいぎはわれにあり　とどろけひかり)

風に黒髪なびかせ翔ける　正義は我にあり　轟け光

(つづくあまた　しかばねのみち　ふりかえらぬしょうじょにまはひそかにわらう)

続く数多　屍の道　振り返らぬ少女に魔は密かに嗤う

(「たとえこのみをさかれようとも　けっしてひいたりはしない)

『たとえこの身を裂かれようとも　決して引いたりはしない

(ちのばらをさかせよう　いくどとなくふるったつるぎ)

血の薔薇を咲かせよう　幾度となく揮った剣

(だれにしられなくてもよい　ゆずれぬちかい」（ゆめ）)

誰に知られなくても良い　譲れぬ誓い』(夢)

(しょうじょのけなげなよこがお　（だれもがあこがれきょうらんへさそう）)

少女の健気な横顔　(誰もが憧れ狂乱へ誘う)

(そのはいごにひろがるこうや　あいひとつのこりはしない)

その背後に広がる荒野　愛一つ残りはしない

(いつしかかいらくとなる　（おのがために）)

いつしか快楽と成る　(己が為に)

(そらにさけべよ　おろかなるたみ　うるわしきとうしん　とどろくじゅうせい)

空に叫べよ　愚かなる民　麗しき闘神　轟く獣声

(ふいにはしるむねのいたみが　よわさとしり　こころをみだれうがつくさび)

不意に走る胸の痛みが　弱さと知り　心を乱れ穿つ楔

(ばなはさくために　あめをうけて　ひかりもとめ)

花は咲く為に　雨を受けて　光求め

(わたしはいつまでたえられるだろう　このこわれたせかいで)

私はいつまで耐えられるだろう　この壊れた世界で

(かぜにくろかみなびかせかける　せいぎはわれにあり　とどろけひかり)

風に黒髪なびかせ翔ける　正義は我にあり　轟け光

(つづくあまた　しかばねのみち　ふりかえらぬしょうじょにまはひそかにつどう)

続く数多　屍の道　振り返らぬ少女に魔は密かに集う