夢と悪夢とファンタジー

(これからうたうゆめのものがたりは)

これから唄う夢の物語は

(いつかきみにだってうたえるときがくる)

いつか君にだって唄える時が来る

(だからさおねがいわらってきいておくれよ)

だからさ、お願い　笑って聞いておくれよ

(しんじればみらいはふぁんたじーだよ)

信じれば未来はファンタジーだよ

(それはそれはむかしのことひとのゆめをたべてしまうあくまがいました)

それはそれは昔のこと　人の夢を食べてしまう悪魔がいました

(きづかぬあいだにわすれてくそれぞれのゆめがあった)

気づかぬ間に忘れてく　それぞれの夢があった

(うみをわたったりこいをしたりたちまちぜんぶきえて)

海を渡ったり　恋をしたり　たちまち全部消えて

(それでもひとはいきてゆくなにごともないかのように)

それでも人は　生きてゆく　何事もないかのように

(たらふくゆめをたべたそのあくまだけがわらっていた)

たらふく夢を食べた　その悪魔だけが笑っていた

(せかいのゆめをすべてたべつくして)

世界の夢を　すべて食べ尽くして

(こまってしまったあくまはうちあける)

困ってしまった悪魔は打ち明ける

(ごめんよごめんよはらがへってしまった)

ごめんよ　ごめんよ　腹が減ってしまった

(ゆめをおもいだしてくれないか)

夢を思い出してくれないか

(だれもがみなとまどうなかひとりのおとこがくちをひらいた)

誰もが皆戸惑う中　一人の男が口を開いた

(いきるためにしかたなくたべたんだろう)

生きるために仕方なく食べたんだろう

(ゆめはあきらめたときだけあくまにささげよう)

夢は諦めた時だけ悪魔に捧げよう

(きづかぬあいだにわすれてくそれぞれのゆめがあった)

気づかぬ間に忘れてく　それぞれの夢があった

(なげだすほどのものならばはじめからいらないさ)

投げ出すほどのものならば　最初からいらないさ

(おもいださせてくれたからかなえてみせるよ)

思い出させてくれたから叶えてみせるよ

(わらわれるほどでかいゆめをだきしめて)

笑われるほどでかい夢を抱きしめて

(いつのひかみせてあげようこれからつづくきみのものがたりが)

いつの日か見せてあげよう　これから続く君の物語が

(うまくいかないことばかりであふれても)

うまくいかないことばかりで溢れても

(どれほどばかげたゆめだろうとかならず)

どれほど馬鹿げた夢だろうと必ず

(だいじにおぼえておくのだよ)

大事に覚えておくのだよ

(しんじればみらいはふぁんたじー)

信じれば未来はファンタジー