口笛で愛は歌えない
歌詞(問題文)
(とがったままのことばがささって)
尖ったままの言葉が刺さって
(われてちらかったおもいをはこにいれて)
割れて散らかった想いを箱に入れて
(くもったまどのおくにかくして)
曇った窓の奥に隠して
(じゅうにじのまちははれていた)
十二時の街は晴れていた
(しめったままのへやのくうきを)
湿ったままの部屋の空気を
(にがしてくれるまどはあけずに)
逃がしてくれる窓は開けずに
(よどんでへやにおぼれるいめーじを)
淀んで部屋に溺れるイメージを
(へたくそなこきゅうをととのえて)
下手クソな呼吸を整えて
(そっとふれてまぶたをとじて)
そっと触れてまぶたを閉じて
(ひとりきりのよるをおどろう)
一人きりの夜を踊ろう
(よあけにとけてなくなりそうなわたしを)
夜明けに溶けて無くなりそうな私を
(きみがたすけてよ)
君が助けてよ
(くちぶえであいはうたえない)
口笛で愛は歌えない
(ことばがこころをぬすんでも)
言葉が心を盗んでも
(そのめで)
その目で
(そのりょうてで)
その両手で
(そのくちびるで)
その唇で
(つたえてよ)
伝えてよ
(ここにいてもいいと)
「ここに居てもいい」と
(ずっとわたしたちのこいは)
ずっと私たちの恋は
(はじまらないまま)
始まらないまま
(おわっている)
終わっている
(きっとただしいこいのなを)
きっと「正しい恋」の名を
(まちがっておぼえたんだろうね)
間違って覚えたんだろうね
(このままてを)
このまま手を
(ふっていいかなあ)
振っていいかなあ
(ねぇ)
ねぇ
(きみがたすけてよ)
君が助けてよ
(それでもきみをうしなえない)
それでも君を失えない
(どれだけこころをふさいでも)
どれだけ心をふさいでも
(もつれた)
もつれた
(かわらない)
変わらない
(きょうがつづいても)
今日が続いても
(いいよ)
いいよ
(いいよね)
いいよね
(くちぶえであいはうたえない)
口笛で愛は歌えない
(ことばがこころをおいこすなら)
言葉が心を追い越すなら
(だきしめ)
抱きしめ
(かみをなでて)
髪を撫でて
(かたをだきよせて)
肩を抱き寄せて
(つたえてよ)
伝えてよ
(ここにいてもいいと)
「ここに居てもいい」と
(くちぶえであいはうたえない)
口笛で愛は歌えない