ヴァニタス

(すうこうなあじぇんだ)

崇高なアジェンダ

(さだまったてんめいといかい)

定まった天命と遺戒

(せいかいはされんだー)

正解はサレンダー

(もがいてはばかみたい)

藻掻いては莫迦みたい

(ちったぺるそなまやかしにすがりたい)

散ったペルソナ　瞞しに縋りたい

(どうやってしぬのがいい)

どうやって死ぬのがいい？

(はてにあったきごうと)

果てに有った記号と

(ちりになったぷらいど)

塵になったプライド

(たどりつくさきは)

辿り着く先は

(ぐうぞうすうはい)

偶像崇拝

(からまったそのしゅうちゃくを)

絡まった其の執着を

(ほふれほふれそんざいかちのおとずれ)

屠れ、屠れ、存在価値の訪れ

(ひょうへんしふはいするえごいすと)

豹変し腐敗する利己主義者

(はきされたきたいとめめんと)

破棄された期待と遺物

(かいじゅうなことだまはくぺだんと)

晦渋な言霊吐くペダント

(こしつのゆえんたるえぴごーねん)

痼疾の所以たるエピゴーネン

(えいさいにぎたいするえにぐまと)

穎才に擬態するエニグマと

(みそなわすかみがみのてーぜ)

臠す神々のテーゼ

(もうまいなはんばくのそれぞれに)

蒙昧な反駁の夫々に

(いみはないよ)

意味は無いよ

(ｖａｎｉｔａｓ)

VANITAS

(もどしてよもどしてよ)

もどしてよ もどしてよ

(もうどうしてみんなそこへいくの)

もうどうしてみんなそこへいくの

(ゆるしてよゆるしてよ)

ゆるしてよ ゆるしてよ

(おちていくよ)

おちていくよ

(わたしなんてないから)

わたしなんてないから！

(かいさいをさけびだすむちつじょと)

快哉を叫び出す無秩序と

(ゆくりなくきたるでぃえすいれ)

ゆくりなく来たる ディエス・イレ

(たいはいしたかいきとえるどらど)

頽廃した怪奇と黄金郷

(ひゅぶりすのにないてにばつを)

ヒュブリスの担い手に罰を

(いんりょくをあたえられたとぽすの)

引力を与えられたトポスの

(はんぎゃくしゃたるはえとけてら)

叛逆者たるはエト・ケテラ

(ひっきょうむなしきせいつれづれに)

畢竟虚しき生徒然に

(しをおもえよ)

死を想えよ

(ｖａｎｉｔａｓ)

VANITAS

(ｖａｎｉｔａｓ)

VANITAS