未完

(さぁいこうかじょうしきというかべをこえ)

さぁ行こうか　常識という壁を越え

(えがくいめーじはほーむらんぼーるのほうぶつせん)

描くイメージはホームランボールの放物線

(そのままきえちゃうかもな)

そのまま消えちゃうかもな

(いいさどのみちいつかほねになっちまう)

いいさ　どの道いつか骨になっちまう

(おもいどおりにいかないことがほとんどで)

思い通りに　いかないことがほとんどで

(むりにあがけばとらわれのみのどうぶつえん)

無理に足掻けば囚われの身の動物園

(いつかにげだしてやるのにな)

いつか逃げ出してやるのにな

(とがらせたやえばそのひまでしまう)

尖らせた八重歯　その日までしまう

(はなれたりちかづいたりしてあてずっぽうのぱすわーど)

離れたり近づいたりして　当てずっぽうのパスワード

(あとすこしでろっくはかいじょできるはず)

あと少しでロックは解除出来るはず

(そういいきかせてねらうおたから)

そう言い聞かせて狙うお宝

(「いっそとべないとりのはねなんかもがれちまえばいい」)

「いっそ飛べない鳥の羽なんか　もがれちまえばいい」

(そうぼやいてみたってみらいはてをさしだしちゃくれない)

そう　ぼやいてみたって未来は手を差し出しちゃくれない

(ここがどこだとしても)

ここがどこだとしても

(まだでぐちまでとおくても)

まだ出口まで遠くても

(そのぬかるみをこえきっとたどりつく)

そのぬかるみを越え　きっと辿り着く

(むねのなかのやくそくのばしょへ)

胸の中の約束の場所へ

(へっどふぉんふるぼりゅーむちかてつのほーむで)

ヘッドフォン　フルボリューム　地下鉄のホームで

(めをぎらつかすしほんしゅぎしゃのそうくつへ)

目をギラつかす資本主義者の巣窟へ

(まよいこんできたとりが)

迷い込んできた鳥が

(でぐちをさがしてとびまわってる)

出口を探して飛び廻ってる

(あばれたりさけんだりしてかみついてみんのはどう？)

暴れたり　叫んだりして　噛みついてみんのはどう？

(みちたりたかおしてみえてもじっさいみんなたいくつそうだから)

満ち足りた顔して見えても　実際みんな退屈そうだから

(さぁゆにふぉーむをぬいでじゆうをてにしたらいい)

さぁユニフォームを脱いで自由を手にしたらいい

(たとえばぼくはぶしょうでしたったけらいがねがえったっていい)

例えば僕は武将で慕った家来が寝返ったって良い

(ぼくがだれだとしても)

僕が誰だとしても

(みんなとおくでわらっていても)

みんな遠くで笑っていても

(じぶんがだれよりちゃんとわかってる)

自分が誰よりちゃんと分かってる

(むねのなかのやくそくのばしょを)

胸の中の約束の場所を

(「いっそとべないとりのはねなんかもがれちまえばいい」)

「いっそ飛べない鳥の羽なんか　もがれちまえばいい」

(そうほざいてみたってしれんはてをゆるめちゃくれない)

そう　ほざいてみたって試練は手を緩めちゃくれない

(だからもうゆにふぉーむをぬいでぬいで)

だから　もうユニフォームを脱いで　脱いで

(じゆうじゆうじゆう！！)

自由　自由　自由！！

(きょうもぼくはのぼってく)

今日も僕は昇ってく

(ときにくだりまたのぼる)

時に下り　また昇る

(くりかえしながらいつかたどりつく)

繰り返しながら　いつか辿り着く

(むねのなかのやくそくのばしょへ)

胸の中の約束の場所へ

(さぁいこうじょうしきというかべをこえ)

さぁ行こう　常識という壁を越え

(えがくいめーじははてなくのびるほうぶつせん)

描くイメージは果てなく伸びる放物線

(みらいへつづくとびら)

未来へ続く扉

(あいかわらずぼくはのっくしつづける)

相変わらず僕はノックし続ける

(しつづける)

し続ける