風を食む
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歌詞(問題文)
(あしたはきっとてんきで わるいことなんてないね)
明日はきっと天気で 悪い事なんてないね
(たいむかーどをおしてぼくはあさ、めをひらいた)
タイムカードを押して僕は朝、目を開いた
(ぼくらはきょうもかってる たりないものしかなくて)
僕らは今日も買ってる 足りないものしかなくて
(くつをはきながらくうそう そらはたかいのかな)
靴を履きながら空想 空は高いのかな
(あなたさえ あなたさえ)
貴方さえ 貴方さえ
(これはきっとわからないんだ)
これはきっとわからないんだ
(はにかむかおがちらつく)
はにかむ顔が散らつく
(くちをあけてかぜをはむ)
口を開けて風を食む
(はるがさき はなぐわし)
春が先 花ぐわし
(さくらのちりぬるをながむ)
桜の散りぬるを眺む
(いま、かぜをはむ)
今、風を食む
(たなのこころはじゅうごえん ひとつだけうれのこった)
棚の心は十五円 一つだけ売れ残った
(ねびきのしーるをはってへいてんじかんをまった)
値引きのシールを貼って閉店時間を待った
(あしたもきっとてんきで ここにもきゃくがならんで)
明日もきっと天気で 此処にも客が並んで
(にわりびきのこころはだれかがかうんだろうか)
二割引の心は誰かが買うんだろうか
(あなただけ あなただけ)
貴方だけ 貴方だけ
(ぼくはずっとおもってたんだ)
僕はずっと想ってたんだ
(ただしろいあのくもをまつ)
ただ白いあの雲を待つ
(かぜのないはるにざわめく)
風のない春に騒めく
(くさながれ あまとぶや)
草流れ 天飛ぶや
(かるくはなのちるをながむ)
軽く花の散るを眺む
(いま、かぜをはむ)
今、風を食む
(ついにこころははんがく いつまでもうれのこって)
遂に心は半額 いつまでも売れ残って
(てれびをながめてくうそう にゅーすはきぼうのばーげん)
テレビを眺めて空想 ニュースは希望のバーゲン
(あなたはきょうもかってる たりないものしかなくて)
貴方は今日も買ってる 足りないものしか無くて
(うつむくてもとでこうにゅう そらはたかいのかな)
俯く手元で購入 空は高いのかな
(あなただけ あなただけ)
貴方だけ 貴方だけ
(このきぼうをわからないんだ)
この希望をわからないんだ
(うれのこりのこころでいい)
売れ残りの心でいい
(ぼくにとってはうつくしい)
僕にとっては美しい
(はるがさき はなぐわし)
春が咲き 花ぐわし
(さくらのちりぬるをながむ)
桜の散りぬるを眺む
(あなたしか あなたしか)
貴方しか 貴方しか
(あなたのきずはわからないんだ)
貴方の傷はわからないんだ
(くちをあけてうたいだす)
口を開けて歌い出す
(いま、あなたはかぜをはむ)
今、貴方は風を食む
(ふゆごもり はるがさき)
冬籠り 春が先
(あなたのうただけがきこえる)
貴方の歌だけが聞こえる
(いま、くちずさむあなただけ)
今、口遊む貴方だけ
(あなただけ)
貴方だけ