Memorial address

(むなさわぎとともにねむりについたよふけ)

胸騒ぎとともに 眠りについた夜更け

(とてもかなしいゆめをみていたのをおぼえてる)

とても悲しい夢を 見ていたのを覚えてる

(そのあさよかんはちんもくをやぶるように)

その朝予感は 沈黙を破るように

(なりだしたでんわでげんじつのものとなった)

鳴りだした電話で 現実のものとなった

(こころにきえないきずあとをのこしたまま)

心に消えない傷跡を残したまま

(あなたはひとりほしになった)

あなたはひとり 星になった

(さよならね)

さよならね

(もうにどとあえないばしょへいったのね)

もう二度と会えない場所へ行ったのね

(えいえんのわかれのつめたさをうけとめられずに)

永遠の別れの冷たさを受け止められずに

(きかせてほしかったうそでかまわないから)

聞かせてほしかった 嘘で構わないから

(あたしはあなたにたしかにあいされてたって)

あたしはあなたに 確かに愛されてたって

(たったいちどでいいから)

たった一度でいいから

(おわりなきはずのかなしみはまくをとじて)

終わりなきはずの悲しみは幕を閉じて

(きせつもかわってさむさがやけにみにしみるけど)

季節も変わって 寒さがやけに身にしみるけど

(あれはわすれもしないなつのはじまりのひで)

あれは忘れもしない 夏の始まりの日で

(あたしのかわりにことしはそらがなきつづけた)

あたしの代わりに 今年は空が泣き続けた

(だってあまりにもゆめのつづきのようで)

だって あまりにも夢の続きの様で

(まだなくことさえもできないまま)

まだ 泣くことさえもできないまま

(さよならねさいごのことばさえとどかない)

さよならね 最後の言葉さえ届かない

(わかれのつめたさをいやってほどおもいしらされる)

別れの冷たさを 嫌ってほど思い知らされる

(きかせてほしかったうそでかまわないから)

聞かせてほしかった 嘘で構わないから

(すごしたあのひびをくやんだりしてないんだって)

過ごしたあの日々を悔やんだりしてないんだって

(たったいちどでいいから)

たった一度でいいから

(どうしてそうやってさいごのさいごまで)

どうして そうやって最後の最後まで

(ねえおもいでだけをおいてくの)

ねえ 思い出だけを置いてくの

(さよならね)

さよならね

(もうにどとはあえないばしょへいったのね)

もう二度とは会えない場所へ行ったのね

(えいえんのわかれのつめたさをうけとめられずに)

永遠の別れの 冷たさを受け止められずに

(きかせてほしかったのうそでかまわないから)

聴かせてほしかったの 嘘で構わないから

(あたしはあなたにたしかにあいされてたって)

あたしはあなたに 確かに愛されてたって

(たったいちどでいいから)

たった一度でいいから

(これはただのゆめのつづきのものがたりで)

これはただの夢の続きの物語で

(あたしはまだめがさめてないだけといって)

あたしはまだ 目が覚めてないだけと言って