恋文

(かいてかいてけして)

書いて　書いて　消して

(またかいてもういちど)

また書いて　もう一度

(ああそうねきづいたわ)

ああそうね　気づいたわ

(これがこいってやつね)

これが恋ってやつね

(ひとめぼれひとめぼれ)

一目ぼれ　一目ぼれ

(こいごころしたためる)

恋心したためる

(おんなのこ)

女の子

(またひとつ)

また一つ

(すきがふえてくの)

「好き」が増えてくの

(きっとあさがきて)

きっと朝が来て

(まほうとけたら)

魔法解けたら

(このてがみ)

この手紙

(れいせいによめないけど)

冷静に読めないけど

(ともだちにれんらくをするように)

友達に連絡をするように

(ときめきを)

ときめきを

(つたえたくないの)

伝えたくないの

(そんなありがちで)

そんなありがちで

(こきゅうみたいな)

呼吸みたいな

(こいじゃないから)

恋じゃないから

(かいてかいてけして)

書いて　書いて　消して

(またかいてもういちど)

また書いて　もう一度

(むねのうちありったけ)

胸の内　ありったけ

(きみにぶつけたいの)

君にぶつけたいの

(めにのうに)

目に　脳に

(てがきのあいしげきてき)

手書きの愛　刺激的

(ああそうねきづいたわ)

ああそうね　気づいたわ

(これがうんめいってやつね)

これが運命ってやつね

(ひとめぼれひとめぼれ)

一目ぼれ　一目ぼれ

(できあがることのない)

出来上がることのない

(さんぶんし)

散文詩

(まとめれば)

まとめれば

(すきということば)

「好き」という言葉

(でもそれだけじゃ)

でもそれだけじゃ

(たりないきがする)

足りない気がする

(すきもあるでしょう？)

「好き」もあるでしょう？

(かいてかいてけして)

書いて　書いて　消して

(またかいてただひとり)

また書いて　ただ一人

(うるわしきゆめをみる)

麗しき夢を見る

(かんびなぜいたくを)

甘美な贅沢を

(めにのうに)

目に　脳に

(てがきのあいみだれうち)

手書きの愛　乱れ打ち

(のうみつにつむいでく)

濃密に紡いでく

(だけどおもすぎるから)

だけど重すぎるから

(ここはちがうひょうげんのほうが)

ここは違う表現のほうが

(ほらほらほらほら)

ほら（ほら）ほら（ほら）

(もっとこうかてき)

もっと効果的

(だきょうできないの)

（妥協できないの）

(かいてかいてけして)

書いて　書いて　消して

(またかいてむがむちゅう)

また書いて　無我夢中

(まよなかのひとりぶたい)

真夜中の独り舞台

(おどりつづけていた)

踊り続けていた

(かいてかいてけして)

書いて　書いて　消して

(またかいてもういちど)

また書いて　もう一度

(むねのうちありったけ)

胸の内　ありったけ

(きみにぶつけたいの)

君にぶつけたいの

(めにのうに)

目に　脳に

(てがきのあいしげきてき)

手書きの愛　刺激的

(ああそうねきづいたわ)

ああそうね　気づいたわ

(これがこいこれがうんめい)

これが恋　これが運命

(これがせいしゅんってやつね)

これが青春ってやつね

(ｉｗａｎｎａこいこいこい)

I wanna 恋　恋　恋

(ｄｏｙｏｕｗａｎｎａこい？)

Do you wanna 恋？

(ｔｈｉｓｉｓｔｈｅこい)

This is the 恋

(ｉｗａｎｎａこいこいこい)

（I wanna 恋　恋　恋）

(ちゃんとわたせるの？)

ちゃんと渡せるの？

(ｉｗａｎｎａこいこいこい)

（I wanna 恋　恋　恋

(ｄｏｙｏｕｗａｎｎａこい？)

Do you wanna 恋？）

(ああそうねきづいたわ)

ああそうね　気づいたわ

(これがこいってやつね)

これが恋ってやつね