発展家

(あやふやあめがれみたいにとぎれとぎれ)

あやふや雨がれみたいに とぎれとぎれ

(だいたいなみだでますからおとしてしまったこうもりが)

だいたい涙でマスカラ落としてしまったコウモリが

(かんたんにとべるはずないでしょ)

簡単に飛べるはずないでしょ

(なんどたしかめてみてもかわりばえのないゆうぐれに)

何度確かめてみても変わり映えのない夕暮れに

(すっときえてしまいそうよ)

すっと消えてしまいそうよ

(きみのことはわすれてやる)

君の事は忘れてやる！

(こころにきめていたのだけど)

心に決めていたのだけど

(ちょっとまって)

ちょっと待って

(かんがえなおしたところでなにもかわらないことくらいは)

考え直したところで何も変わらない事くらいは

(じゅうにぶんにわかっているつもりでいたけれども)

十二分にわかっているつもりでいたけれども

(きみをおもいだしてる)

君を思い出してる

(あまたやっちゃったよなんてきづいたときにはておくれです)

あ またやっちゃったよなんて気づいた時には手遅れです

(もういいかげんきおくまとめてなくなればいいのに)

もういい加減記憶まとめてなくなればいいのに

(きみのせいでほねもずれちゃいそうよ)

君のせいで骨もズレちゃいそうよ

(だいたいうわさどおりのはってんかきわどいあそびなら)

だいたいウワサ通りの発展家際どい遊びなら

(きっとあたりまえなんでしょ)

きっと当たり前なんでしょ

(なんどきいたってありそうでなさそうなことばかりで)

何度聞いたってありそうでなさそうな事ばかりで

(ずっともやもやしてるのよ)

ずっともやもやしてるのよ

(かわってゆくこころまでは)

変わってゆく心までは

(つなぎとめておけないから)

繋ぎ止めておけないから

(ちょっとまって)

ちょっと待って

(かんがえなおしたところでなにもかわらないことくらいは)

考え直したところで何も変わらない事くらいは

(じゅうにぶんにわかっているつもりでいたけれども)

十二分にわかっているつもりでいたけれども

(きみをおもいだしている)

君を思い出している

(あまたやっちゃったよなんてきづいたときにはておくれです)

あ またやっちゃったよなんて気づいた時には手遅れです

(もういいかげんきおくまとめてなくなればいいのに)

もういい加減記憶まとめてなくなればいいのに

(あたまのふたもうすぐひらいちゃいそう)

頭の蓋もうすぐ開いちゃいそう

(ゆらゆらゆれてるこころはいつまでも)

ゆらゆら揺れてる心はいつまでも

(つづくのかしらとあやふやあまだれ)

続くのかしらとあやふや雨だれ