ヨイヤミ

(つかれたんだよきえたいんだよ)

疲れたんだよ　消えたいんだよ

(わからないかなわからないよな)

分からないかな？　分からないよな

(まともなのをえんじてんのが)

“まとも”なのを　演じてんのが

(くるしいんだよってりくでおぼれる)

苦しいんだよって　陸で溺れる

(ひかるもんがさめにいたいのは)

光るもんがさ　目に痛いのは

(くらいもんをさみすぎたから)

暗いもんをさ　見過ぎたから

(だけどだってさみらいってもんがさ)

だけどだってさ　未来ってもんがさ

(きぼうがないしきたいもできない)

希望がないし　期待もできない

(わたしのしんろはいまどこへつながっている)

私の進路は今　どこへ繋がっている？

(だれかこのじんせいを)

誰か　この人生を

(かわりにすすめてくんないかな)

代わりに　進めてくんないかな

(こんなわたしのことけしてほしい)

こんな　私のこと　消して欲しい

(いたくないほうほうで)

痛く無い　方法で

(つぎはちゃんとしたひとになるとこんきょなくつぶやいてる)

次は　ちゃんとした　人になると　根拠なく呟いてる

(だけどあしたはきてしまうから)

だけど　明日は来てしまうから

(しかたなくうけいれて)

仕方なく　受け入れて

(ゆめによいながらまひしながら)

夢に　酔いながら　麻痺しながら

(つよくいきるふりをする)

強く生きる　フリをする

(あさになったらでんしゃにのってさ)

朝になったら　電車に乗ってさ

(よるになったらくたびれてさ)

夜になったら　くたびれてさ

(ふつうなのをなぞっていたら)

“ふつう”なのを　なぞっていたら

(くるいそうだよってにちじょうをなげく)

狂いそうだよって　日常を嘆く

(せまりくるよいやみがそらくろくそめゆく)

迫り来る　宵闇が空　黒く染めゆく

(まるでこころのなかうつすようなうねるこうかきょう)

まるで　心の中　映すような　うねる高架橋

(ぬるいかんとくらむいしきゆがむゆうほどう)

ぬるい缶と　眩む意識　歪む遊歩道

(いまもよってやんでないてよって)

今も　酔って　病んで　泣いて　酔って

(やんでよっていきをする)

病んで　酔って　息をする

(いきをしているしてしまっている)

息をしている　してしまっている

(わたしにはどうもあわないみたい)

私にはどうも　合わないみたい

(ととのったこのせかいで)

整ったこの世界で

(だからぶつかってすりむいたり)

だから　ぶつかって　擦りむいたり

(へたないきかたをしている)

下手な　生き方をしている

(こんなわたしのことけしてほしい)

こんな　私のこと　消して欲しい

(いたくないほうほうで)

痛くない　方法で

(きえたいりゆうはいくつもあって)

消えたい理由はいくつもあって

(かかえきれないみたいだ)

抱えきれないみたいだ

(だけどなんかあしたはれたらうれしいよな)

だけど　なんか　明日晴れたら嬉しいよな

(かえりみちでだがしかってあるきたいな)

帰り道で　駄菓子　買って　歩きたいな

(よるにうかぶほしをつぎはきみとみたいな)

夜に浮かぶ　星を　次は　君と見たいな

(いきるいみはしょうもなくて)

生きる意味は　しょうもなくて

(きっとそんなもん)

きっと　そんなもん