ユーフォリアム

(かざしたてのひらに)

翳した 手の平に

(こぼれたひかりのぷりずむ)

零れた 光のプリズム

(まぶしさにほそめたそのひとみが)

眩しさに細めたその瞳が

(こいしくて)

恋しくて

(かけぬけたきせつのおもいでに)

駆け抜けた 季節の思い出に

(にじんだしろくかがやくせかい)

滲んだ白く輝く世界

(もういちどつないだゆびさきからほら)

もう一度 繋いだ指先からほら

(はじまりのねいろ)

始まりの音色

(なつかしいうたごえの)

懐かしい歌声の

(みちびくふゆのきせき)

導く冬の奇跡

(はなひらくときをゆめみる)

花開く時を夢見る

(いまはまだしろくちいさなつぼみのままで)

今はまだ白く 小さな蕾のままで

(おねがいめぐるおもいをだきしめて)

お願い 巡る思いを 抱きしめて

(いつかくるはるをまつ)

いつか来る春を待つ

(このてをはなさないで)

この手を 離さないで…

(こなゆきのまうまちで)

粉雪の舞う街で

(であったふたりのあしあとから)

出会った二人の足跡から

(まっしろなけしきはあざやかないろで)

真っ白な景色は鮮やかな色で

(そめられていくよ)

染められていくよ

(はるかなねがいから)

遥かな願いから

(めぶいたきぼう)

芽吹いた希望

(はなひらくときをゆめみる)

花開く時を夢見る

(いまはまだほそくわずかなえだをのばして)

今はまだ細く僅かな枝を伸ばして

(おねがいめぐるきせつをだきしめて)

お願い 巡る季節を 抱きしめて

(いつかくるはるをまつ)

いつか来る春を待つ

(わたしをはなさないで)

私を離さないで

(ゆきがまうじゅんぱくのおもい)

雪が舞う 純白の思い

(やさしくふれてはつもる)

優しく触れては積もる

(ちいさなねがいささやかなしあわせでいい)

小さな願い 囁かな幸せで いい

(このままつづきますように)

このまま 続きますように

(いまはなつえいえんのかがやきへと)

今放つ 永遠の 輝きへと

(はなひらくぼくらのきせき)

花開く 僕らの奇跡

(このせかいじゅうにひろがるだいちとなって)

この世界中に広がる大地となって

(おねがいめぐるおもいをだきしめて)

お願い 巡る思いを 抱きしめて

(いつまでもそばにいて)

いつまでも 傍にいて

(ふたりをはなさないで)

二人を 離さないで

(あすとらえあひびくよ)

アストラエア 響くよ