ネバーエンドロール 巡音ルカ

(うつろうものにおびえるぼくは)

うつろうものに怯える僕は

(うつろわないあなたとであい)

うつろわないあなたと出逢い

(あれからたくさんたびをしてきたね)

あれから沢山　旅をしてきたね

(ここがぼくたちのげんざいち)

此処が僕達の現在地

(これからもどうかよろしくね)

これからもどうかよろしくね

(かなわないかなわないことだらけのままに)

叶わない敵わない事だらけのままに

(きょうをむかえたけど)

今日を迎えたけど

(「ごめんね」ばかりをのみこむひびに)

『ごめんね』ばかりを飲み込む日々に

(きづかないふりでわらってみせて)

気付かないフリで笑ってみせて

(あなたがのぞんでくれるのならば)

あなたが望んでくれるのならば

(つよがってうたがうまれるの)

強がって歌が生まれるの

(うつろうものにおびえたって)

うつろうものに怯えたって

(みらいのあなたに)

未来のあなたに

(ずっとうたをのこせますように)

ずっと歌を残せますように

(これからふたりはどこにいこうか？)

これから二人は何処に行こうか？

(にもつはどんどんおもくなるけど)

荷物はどんどん重くなるけど

(はてないたびじをはてるまでいこう)

果てない旅路を果てるまでいこう

(ふさわしいいいわけとたからものが)

ふさわしい言い訳と宝物が

(たびがえりをまちわびたって)

旅帰りを待ち侘びたって

(せいのおわりだけがしゅうちゃくてん)

生の終わりだけが終着点

(それまではどうかよろしくね)

それまではどうかよろしくね

(そのさきであなたにまたであえるように)

その先であなたにまた出逢えるように

(「さよなら」にうってつけのひだって)

『さよなら』にうってつけの日だって

(「そばにいて」とほらわらってみせる)

「傍にいて」と　ほら　笑ってみせる

(かたみちだけのこんなおもいさえ)

片道だけのこんな想いさえ

(やくそくだとつよがるんだよ)

約束だと強がるんだよ

(うつろわないいのちにだって)

うつろわない命にだって

(こころやどるなら)

ココロ宿るなら

(そっとうたがよりそえるように)

そっと歌が寄り添えるように

(せかいにとどくうたをほしがって)

世界に届く歌を欲しがって

(あなただけおもううたができたよ)

あなただけ想う歌が出来たよ

(ぶきようでいやになるけど)

不器用で嫌になるけど

(これがぷれぜんとになったらいいな)

これがプレゼントになったらいいな

(ふかくしずんでたぼくのこころをすくいあげてくれた)

深く沈んでた僕の心を掬い上げてくれた

(あなたになにをかえせるだろう？)

あなたに何を返せるだろう？

(「もうだいじょうぶ、ふたりならだいじょうぶ」)

「もう大丈夫、二人なら大丈夫」

(そんなことばがつよがりじゃなく)

そんな言葉が強がりじゃなく

(こころからいえるようなけしきに)

心から言えるような景色に

(とどくまでたびをつづけよう)

届くまで旅を続けよう

(うつろうものにおびえたって)

うつろうものに怯えたって

(みらいのあなたに)

未来のあなたに

(ずっとうたをのこせますように)

ずっと歌を残せますように

(やがてぼくのいないみらいをいきるとき)

やがて僕の居ない未来を生きる時

(うたがこころのへやのすみで)

歌がココロの部屋の隅で

(ともにいきていけるように)

共に生きていけるように

(あなたにうたをおくるよ)

あなたに歌を贈るよ

(うまれたひをいわいあおうね)

生まれた日を祝い合おうね