再記録 (feat. 巡音ルカ) 森羅

(つまさきのむきがみれずに)

つま先の向きが見れずに

(いきばをへらしつづけたじめんを)

行き場を減らし続けた地面を

(かがやきのつよいかこでてらしてみても)

輝きの強い過去で照らしてみても

(たいむましんのせいのうにはほどとおいね)

タイムマシンの性能にはほど遠いね

(もっとうまくつめてたらいつかまちのかたすみにも)

もっと上手く詰めてたらいつか街の片隅にも

(ちいさなこえがちゃんとひびいたはずなのに)

小さな声がちゃんと響いたはずなのに

(わすれられないうたがきろくのうみにとけはじめても)

忘れられない歌が記録の海に溶けはじめても

(ときがあしたにしかすすめないきせきで)

時が明日にしか進めない奇跡で

(ぼくらはなんどでもいちばんさいしょのみらいを)

僕らは何度でも一番最初の未来を

(かきなおしていける)

書き直していける

(ようやくみつけたいろでも)

ようやく見つけた色でも

(かさなるほどはくしょくににていく)

重なるほど白色に似ていく

(おぼえていてほしいおもいをかきだしては)

覚えていてほしい想いを書き出しては

(ぼろぼろながらくたでさえだいじにした)

ボロボロなガラクタでさえ大事にした

(もっときようになれたらきれいなゆめがみれるのに)

もっと器用になれたら綺麗な夢が見れるのに

(のいずまじりのうたじゃなきゃならせない)

ノイズ混じりの音楽じゃなきゃ鳴らせない

(つめたいなみのさきでたいおんがやどったねいろをみた)

冷たい波の先で体温が宿った音色を見た

(ゆれたこえがいびつなまぼろしでも)

揺れた声が歪な幻でも

(めがあうことのないこみゅにけーしょんをまたきょうも)

目が合うことのないコミュニケーションをまた今日も

(あきずにつづけていく)

飽きずに続けていく

(さびついためろでぃできろくのうみはまたふかくなる)

錆びついたメロディで記録の海はまた深くなる

(ひびきかたをおもいだしたことばが)

響き方を思い出した言葉が

(いきつぎのいらないせかいでうたになりだした)

息継ぎのいらない世界で歌になりだした

(つよくかいたねがいがくらやみのそこへながされても)

強く書いた願いが暗闇の底へ流されても

(てばなせずにかかえたぶきようさを)

手放せずに抱えた不器用さを

(うつくしいものだとおしえてくれたそのこえで)

美しいものだと教えてくれたその声で

(ふたりが)

[C i] [k a] [4' i] [g a]

(めぐっていく)

[m e][g M] [Sil] [t e] [i] [k M]