サンセットバスストップ
空白・括弧はなし。
36.「道」→「街」に変更していますがご了承ください。
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歌詞(問題文)
(なかばひもおちたころけんそうはかすかあからんで)
半ば陽も落ちた頃 喧騒はかすか赤らんで
(ふるいうたとすすけたにおいがせつなくなって)
古い歌と煤けた匂いが切なくなって
(いやほんをはずしてすぐていこくにばすがとまって)
イヤホンを外してすぐ 定刻にバスが停まって
(いつもどおりいちばんうしろのざせきにこしおろす)
いつも通り一番後ろの座席に腰下ろす
(めをうばったまちなみがぼくのものだったら)
目を奪った街並みが僕のものだったら
(やけるようなゆうぐれなんかにしないだろう)
焼けるような夕暮れなんかにしないだろう
(いのちのはてをしったあざやかさなんて)
命の果てを知った鮮やかさなんて
(すぐ、こわいやみよにぬすまれる)
すぐ、怖い闇夜に盗まれる
(ねぇさんせっとばすはどこへむかって)
ねぇサンセットバスは何処へ向かって
(どこでおわるだろうって)
何処で終わるだろうって
(まだうすいらいとがみちをてらすけど)
まだ薄いライトが道を照らすけど
(かえれなくてもいいかなって。)
帰れなくてもいいかなって。
(さんせっとばすはさかをのぼっておわかれだね)
サンセットバスは坂を上ってお別れだね
(せかいがおわるみたいだよって)
「世界が終わるみたいだよ」って
(こどもがいう)
子供が云う
(いくどものせてはおろすそれぞれにせいかつがあって)
幾度も乗せては降ろす それぞれに生活があって
(かざりけのないこころをゆだねるかえるべきばしょがある)
飾り気のない心を委ねる 帰るべき場所がある
(まだほのかだれかのたいおんがしーとにのこされ)
まだ仄か誰かの体温がシートに残され
(きっとこのゆうひをながめてたでしょう)
きっとこの夕陽を眺めてたでしょう
(ぼくだけのものになるはずないって)
僕だけのものになるはずないって
(わかってるけど、なぜためいきはひざにおちてゆく?)
わかってるけど、なぜ溜息は膝に落ちてゆく?
(さんせっとばすはぼくをさらって)
サンセットバスは僕を攫って
(どこへつれてくのって)
何処へ連れてくのって
(とまりますぼたんのぷらねたりうむが)
"とまりますボタン"のプラネタリウムが
(きろにまうやこうちゅうみたいで)
帰路に舞う夜光虫みたいで
(さんせっとばすはひとりきりでおわかれだね)
サンセットバスはひとりきりでお別れだね
(みんなかえってさびしくないの?)
みんな帰って寂しくないの?
(しょくたくかこむこうふくとまどからもれるひと)
食卓かこむ幸福と 窓から漏れる灯と
(ふかいいろのかーてんがよるをつげる)
深い色のカーテンが夜を告げる
(そんなあたりまえをこわしてほしい)
そんな当たり前を壊してほしい
(つぎのしあわせありつくぼくは)
次の幸せ ありつく僕は
(なんてわがままだ)
なんて我儘だ
(ねえさんせっとばすはどこへむかって)
ねえサンセットバスは何処へ向かって
(どこでおわるだろうって)
何処で終わるだろうって
(かげるあすふぁるとからのびるがいとうが)
陰るアスファルトから伸びる街灯が
(そめるまちをかえろうか)
染める街を帰ろうか
(さんせっとばすはこんやもねむってゆめをみるの)
サンセットバスは今夜も眠って夢を見るの
(おわる、またとないきょうのこと)
終わる、またとない今日のこと
(あしたのこと)
明日のこと