愛し生きること

(たとえばてーぶるにそえたきれいなはなも)

例えばテーブルに添えた綺麗な花も

(ことばになんてしちゃえばかれてしまうだろう)

言葉になんてしちゃえば枯れてしまうだろう

(たもたれたばらんすさえくずれてすべりおちて)

保たれたバランスさえ崩れて滑り落ちて

(にどともどらないすがたにかえてしまうだろう)

二度と戻らない姿に変えてしまうだろう

(とじこめて)

閉じ込めて

(かぎかけた)

鍵かけた

(おもいがとわにかわらないこと)

思いが永遠に変わらないこと

(わかっていたから)

わかっていたから

(つめたくないさこどくのあめも)

冷たくないさ孤独の雨も

(きれいなうそでだきしめるから)

綺麗な嘘で抱き締めるから

(いませかいがくちはてくずれようとも)

今世界が朽ち果て崩れようとも

(このむねにちかいあったきみとえがいたすとーりー)

この胸に誓いあった君と描いたストーリー

(しんじれるものなどこれだけでいいんだよ)

信じれるものなどこれだけでいいんだよ

(みんなそれぞれがもちよったかがみのなかを)

みんなそれぞれが持ち寄った鏡の中を

(ほらなんどもなんどもはんしゃしてうつったすがた)

ほら何度も何度も反射して映った姿

(ほんとうはきずついたせなか)

本当は傷ついた背中

(さとられないように)

悟られないように

(わらっていたのかな)

笑っていたのかな

(あのふりはらったても)

あの振り払った手も

(さけびごえも)

叫び声も

(やさしさをおびていたのかな)

優しさを帯びていたのかな

(ただきみのしあわせつづくように)

ただ君の幸せ続くように

(それさえわがままなのかな)

それさえわがままなのかな

(ねがえばねがうだけとおのき)

願えば願うだけ遠退き

(いっそわすれたくて)

いっそ忘れたくて

(わすれられない)

忘れられない

(だれかをあいしいきていくことは)

誰かを愛し生きて行くことは

(ちがうだれかをとおざけること)

違う誰かを遠ざけること

(こなゆきがまうころまたきみをおもいだすだろう)

粉雪が舞う頃また君を思い出すだろう

(それぞれのばしょでだけど)

それぞれの場所でだけど

(つめたくないさこどくのあめも)

冷たくないさ孤独の雨も

(きれいなうそでだきしめるから)

綺麗な嘘で抱き締めるから

(いませかいがくちはてくずれようとも)

今世界が朽ち果て崩れようとも

(このむねにちかいあったきみとえがいたすとーりー)

この胸に誓いあった君と描いたストーリー

(しんじれるものなどこれだけでいいんだよ)

信じれるものなどこれだけでいいんだよ

(いきていくこと)

生きて行くこと