アウトフォーカス

(はちみりふぃるむのえいがをみてるみたいだ)

8mmフィルムの映画を見てるみたいだ

(しゅえんはきみがつとめるぶたいだ)

主演は君が務める舞台だ

(じゅんあいのらぶすとーりー)

純愛のラブストーリー

(べつのだれかなんていらなかった)

別の誰かなんていらなかった

(ひかりがあるからかげができるみたいだ)

光があるから影ができるみたいだ

(どうやらそれはきみもみたいだ)

どうやらそれは君もみたいだ

(ふあんをあおられて)

不安を煽られて

(うたがってるじぶんをふかんしていたみがました)

疑ってる自分を俯瞰して痛みが増した

(いきをのむしーんばっかふえて)

息を飲むシーンばっか増えて

(あどりぶまみれのきみのうつろうこころ)

アドリブまみれの君の移ろう心

(いろづいたきおくのなかで)

色付いた記憶の中で

(きみにぴんとをあわせて)

君にピントを合わせて

(かわっていくすがたをずっとみてたかった)

変わっていく姿をずっと見てたかった

(あいのてまえまでみせて)

愛の手前まで魅せて

(さいごまでうそついて)

最後まで嘘ついて？

(ものくろにあせるほど)

モノクロに褪せるほど

(ほんとうすきだったな)

本当好きだったな

(いまでもすきなんだな)

今でも好きなんだな

(せいきのだいこんやくしゃをみてるみたいだ)

世紀の大根役者を見てるみたいだ

(きみじゃなきゃとっくにかえるくらいだ)

君じゃなきゃとっくに帰るくらいだ

(へんあいのらぶすとーりー)

偏愛のラブストーリー

(あきらめとどうかしてねがにのみこまれていた)

諦めと同化してネガに飲み込まれていた

(どんなこうかくれんずであっても)

どんな広角レンズであっても

(うつしきれないくらいの)

写しきれないくらいの

(ぼくのまっすぐなこころ)

僕の真っ直ぐな心

(いろあせたきおくのなかで)

色褪せた記憶の中で

(きみだけをきりとって)

君だけを切り取って

(ずっときれいなままで)

ずっと綺麗なままで

(ずっといとしいひと)

ずっと愛しい人

(あいでめまいまでさせて)

愛で目眩までさせて？

(きみだけうつしだしてくるって)

君だけ映し出して狂って

(えんどろーるは)

エンドロールは

(きみとふたりがいい)

君と2人がいい

(にばんめでもいい)

2番目でもいい

(だれかのかわりでもいい)

誰かの代わりでもいい

(きみにふれられるきょりにいれるのなら)

君に触れられる距離に居れるのなら

(あとまわしでいい)

後回しでいい

(きみはとくべつだから)

君は特別だから

(きみだけはちがうから)

君だけは違うから

(いろづいたきおくのなかで)

色付いた記憶の中で

(きみだけにふぉーかすして)

君だけにフォーカスして

(かわっていくすがたはいちばんきれいだろうから)

変わっていく姿は1番綺麗だろうから

(あいのてまえまでみせて)

愛の手前まで魅せて

(ためらわずくるしめて)

躊躇わず苦しめて

(ものくろにあせるけど)

モノクロに褪せるけど。

(ほんとうすきだからさ)

本当好きだからさ

(ものくろにしないでよ)

モノクロにしないでよ

(ちゃんとすきだからさ)

ちゃんと好きだからさ