アルカイック

(あとすこしだけしっぱいがこわくなくなったら)

あと少しだけ失敗が怖くなくなったら

(あさのひかりもすきになれるかな)

朝の光も好きになれるかな

(ぼくはひきょうものなんだってきづいたときにはもう)

僕は卑怯者なんだって気付いた時にはもう

(あめがふりはじめていた)

雨が降り始めていた

(いたみはないかなしみもないもはやさむさもかんじないけど)

痛みは無い悲しみも無いもはや寒さも感じないけど

(なんのいみもないとおもいながらいきたくないな)

なんの意味も無いと思いながら生きたくないな

(きょうもやまないあめにうたれてこわれたかさをだきしめて)

今日も止まない雨に打たれて壊れた傘を抱き締めて

(それでもおわりじゃないからあるきつづけるだけ)

それでも終わりじゃないから歩き続けるだけ

(きっとだれのこころのなかにもあめはふっている)

きっと誰の心の中にも雨は降っている

(そうきづいたぼくにひかりがさす)

そう気づいた僕に光が差す

(あとすこしだけもうそうのくせがなくなったら)

あと少しだけ妄想の癖が無くなったら

(ひとのやさしさもうけいれられるかな)

人の優しさも受け入れられるかな

(あつくもないここあをのんでしたをやけどしてしまう)

熱くもないココアを飲んで舌を火傷してしまう

(そんなじんせいはそろそろもうしんどい)

そんな人生はそろそろもうしんどい

(わらわれてばかにされてそれでもたまにはほめられて)

嗤われて馬鹿にされてそれでもたまには褒められて

(いったいどんなかおでこたえりゃいいんだあめはやまないな)

一体どんな顔で応えりゃいいんだ雨は止まないな

(どんなえがおでみつめられたなら)

どんな笑顔で見つめられたなら

(そのひとみのおくのほんねにおびえなくてもすむのだろう)

その瞳の奥の本音に怯えなくても済むのだろう

(ばかみたいになやむ)

馬鹿みたいに悩む

(きっとだれのこころのなかにもたいようはのぼる)

きっと誰の心の中にも太陽は登る

(それがこわいだなんておもいたくはない)

それが怖いだなんて思いたくはない

(いたみはないかなしみもないもはやさむさもかんじないけど)

痛みは無い悲しみも無いもはや寒さも感じないけど

(それすらもきっとただのつよがりにすぎないね)

それすらもきっとただの強がりに過ぎないね

(わらわれてばかにされてそれでもたまにはほめられる)

嗤われて馬鹿にされてそれでもたまには褒められる

(そんなあたりまえのしあわせをぼくはあいしている)

そんな当たり前の幸せを僕は愛している

(きょうもやまないあめにうたれてこわれたかさをだきしめて)

今日も止まない雨に打たれて壊れた傘を抱き締めて

(それでもおわりじゃないからあるきつづけるんだよ)

それでも終わりじゃないから歩き続けるんだよ

(きっとだれのこころのなかにもあめはふっている)

きっと誰の心の中にも雨は降っている

(そうきづいたぼくにひかりがさす)

そう気付いた僕に光が差す

(くものすきまからぼくをてらす)

雲の隙間から僕を照らす