長文練習２

(あるはれたどようびのあさ、かのじょはながいあいだたのしみにしていた)

ある晴れた土曜日の朝、彼女は長い間楽しみにしていた

(れっしゃのたびにしゅっぱつするじゅんびをととのえていた。)

列車の旅に出発する準備を整えていた。

(かのじょはかったばかりのみらーれすのいちがんかめらをくびからさげ、)

彼女は買ったばかりのミラーレスの一眼カメラを首から提げ、

(りゅっくさっくにひつようなものをつめこみ、こころおどるきもちでじたくをでた。)

リュックサックに必要なものを詰め込み、心躍る気持ちで自宅を出た。

(かのじょのもくてきちはとおく、あたらしいけしきとぶんかにふれるために)

彼女の目的地は遠く、新しい景色と文化に触れるために

(れっしゃにのりこむのだ。)

列車に乗り込むのだ。

(えきにとうちゃくすると、かのじょはきっぷをこうにゅうし、ぷらっとふぉーむにむかって)

駅に到着すると、彼女は切符を購入し、プラットフォームに向かって

(あるきだす。れっしゃのしゅっぱつまでじかんがあるので、)

歩き出す。列車の出発まで時間があるので、

(かのじょはまわりをみわたし、えきのかっきにみをまかせる。ひとびとがいきかい、)

彼女は周りを見渡し、駅の活気に身を任せる。人々が行き交い、

(えきいんがあなうんすをくりかえし、れっしゃがはっしゃするじゅんびがととのっていく。)

駅員がアナウンスを繰り返し、列車が発車する準備が整っていく。

(れっしゃがとうちゃくし、かのじょはじょうしゃぐちにならぶ。しゃりょうにのりこむと、)

列車が到着し、彼女は乗車口に並ぶ。車両に乗り込むと、

(かのじょはまどぎわのざせきをみつけてそこにすわる。)

彼女は窓際の座席を見つけてそこに座る。

(かのじょのはんたいがわにはねんぱいのふうふがすわっており、えがおであいさつをかわす。)

彼女の反対側には年配の夫婦が座っており、笑顔で挨拶を交わす。

(ながねんよりそってきたであろう、ふたりのはなしをしているすがたに)

長年寄り添ってきたであろう、二人の話をしている姿に

(かのじょもやさしいきもちになった。)

彼女も優しい気持ちになった。

(れっしゃがはっしゃし、かのじょはまどのそとをながめる。たてものがつめこまれたまちなみから、)

列車が発車し、彼女は窓の外を眺める。建物が詰め込まれた街並みから、

(でんえんふうけいやちいさなまちへとつぎつぎふうけいがかわっていき、)

田園風景や小さな町へと次々風景が変わっていき、

(かのじょのこころはこうふんとぼうけんのきたいでふくらんでいく。)

彼女の心は興奮と冒険の期待で膨らんでいく。

(れっしゃのなかでは、さまざまなひとびとがあつまり、それぞれがじぶんのもくてきや)

列車の中では、様々な人々が集まり、それぞれが自分の目的や

(いきさきをかかえている。ともだちとあそびにいくのだろうか。)

行先を抱えている。友達と遊びにいくのだろうか。