宝島

(ちいさなびーだまごしにまっすぐなそらすかして)

小さなビー玉越しに　真っすぐな空　透かして

(ゆがんでみえるくもにむねおどらせたころ)

ゆがんで見える雲に　ムネ躍らせた頃

(いまじゃしんじたものがときどきゆがんでみえるよ)

今じゃ信じたものが時々ゆがんで見えるよ

(なにもかもがきれいなあのころふたりでみつけた)

何もかもが綺麗なあの頃ふたりで見つけた

(ここはきみとぼくだけのたからじま)

ここは君と僕だけの宝島

(おしえのにわじゃきっとみれない)

教えの庭じゃきっと見れない

(ちいさなかみさまのむれをみたかぜのほうかご)

小さな神様の群れを見た　風の放課後

(はしりだすきみのてをつかんで)

走り出す君の手を掴んで

(せーのでつちをけった２びょうごに)

「せーの！」で土を蹴った2秒後に

(あおむけでみたびしょぬれのまち)

あおむけで見た　びしょぬれの街

(そつぎょうしょうしょまるめてつつにしまいこみながら)

卒業証書丸めて筒にしまい込みながら

(これからのみちのことすこしだけはなした)

これからの道の事　少しだけ話した

(だれよりおおきなゆめだれよりひそやかなこえで)

誰より大きな夢　誰より密やかな声で

(それぞれちがうみちのさきにはあるだろうかたからじま)

それぞれ違う道の先にはあるだろうか？　宝島

(ふみならせつちぼこりあげて)

踏み鳴らせ！土埃あげて

(いまいるばしょがちずのまんなか)

今居る場所が地図の真ん中

(みわたすけしきのどこにだってあるきだせる)

見わたす景色のどこにだって歩き出せる

(あたえられたじゆうなんかじゃない)

与えられた自由なんかじゃ無い

(とげにかこまれたふぇんすもない)

トゲに囲まれたフェンスも無い

(かぜがきみのせなかおすだけ)

風が君の背中押すだけ

(いまじゃしんじたものがときどきゆがんでみえるよ)

今じゃ信じたものが時々ゆがんで見えるよ

(なにもかもがきれいなあのころふたりでみつけたここは)

何もかもが綺麗なあの頃　ふたりで見つけたここは

(きみとぼくだけのたからじま)

君と僕だけの宝島

(おしえのにわじゃきっとみれない)

教えの庭じゃきっと見れない

(ちいさなかみさまのむれをみたかぜのほうかご)

小さな神様の群れを見た　風の放課後

(はしりだすきみのてをつかんで)

走り出す君の手を掴んで

(せーのでつちをけった２びょうごに)

「せーの！」で土を蹴った2秒後に

(あおむけでみたびしょぬれのまち)

あおむけで見た　びしょぬれの街

(われたびーだまをあつめて)

割れた　ビー玉を集めて