ロングホープ・フィリア

(あるくほどにくつぞこが)

歩く程に靴底が

(よごれてくそんなふうに)

汚れてく　そんな風に

(ぼくらのたましいも)

僕らの魂も

(すりへればかげってしまうよ)

すり減れば陰ってしまうよ

(そんなときにおもいだして)

そんな時に思い出して

(きみがあきらめられないりゆうを)

君が諦められない理由を

(すくったはずがすくわれたって)

救ったはずが救われたって

(にぎったつもりがにぎられたて)

握ったつもりが握られた手

(あまねくたびじにひかりあれ)

遍く旅路に光あれ

(つよさやよわさではかたれないぜ)

強さや弱さでは語れないぜ

(たちむかうそのいっぽずつが)

立ち向かうその一歩ずつが

(きみのゆうかんさのしょうりだった)

君の勇敢さの勝利だった

(さけぶためにいきをすうように)

叫ぶ為に息を吸う様に

(たかくとぶためにじょそうがあって)

高く飛ぶために助走があって

(わらうためにぼくらはないた)

笑う為に僕らは泣いた

(それをはいぼくとはいわない)

それを敗北とは言わない

(ろんぐほーぷふぃりあ)

ロングホープ・フィリア

(ときをへてはかわってく)

時を経ては変わってく

(まちなみもともだちも)

街並みも　友達も

(たいていははなれてわかる)

大抵は離れて分かる

(よるべなさはりょうぜんたるかんしょう)

寄る辺なさは瞭然たる感傷

(ましてやじぶんぼくはぼくを)

ましてや自分　僕は僕を

(はなれられぬやましさをせおって)

離れられぬやましさを背負って

(だからともよ、みとどけてくれ)

だから友よ、見届けてくれ

(かわったのじゃなくかえたのだ)

変わったのじゃなく変えたのだ

(あまねくざせつにひかりあれ)

遍く挫折に光あれ

(せいこう、しっぱいにいみはないぜ)

成功、失敗に意味はないぜ

(さいしゅうわでわらったやつへ)

最終話で笑った奴へ

(とろふぃーとしてのはっぴーえんど)

トロフィーとしてのハッピーエンド

(ねがわなきゃきずつかなかった)

願わなきゃ傷つかなかった

(のぞまなきゃしつぼうもしなかった)

望まなきゃ失望もしなかった

(それでもてをのばすからこその)

それでも手を伸ばすからこその

(そのきずあとをたたえたまえ)

その傷跡を讃えたまえ

(ろんぐほーぷふぃりあ)

ロングホープ・フィリア

(あきらめてうたがってふさいで)

諦めて　疑って　塞いで

(「きたいはずれ」っていわれたっけ)

「期待外れ」って言われたっけ

(でもなくしたことがぶきになった)

でも失くしたことが武器になった

(それがどんぞこにさいたはな)

それがどん底に咲いた花

(とおきともよ、いまではもうとおいせいざ)

遠き友よ、今ではもう遠い星座

(すくなからずぼくらいきてる)

少なからず僕ら生きてる

(にもつならばそれでじゅうぶんだ)

荷物ならばそれで十分だ

(あまねくたびじにひかりあれ)

遍く旅路に光あれ

(いきるためにりゆうはいらないぜ)

生きるために理由はいらないぜ

(うなだれてもふみとどまった)

うなだれても踏み止まった

(そこをすたーとらいんとよぶんだ)

そこをスタートラインと呼ぶんだ

(きょうのきみがわらったことで)

今日の君が笑ったことで

(はいぼくもむだにはならなかった)

敗北も無駄にはならなかった

(ゆえにさくどんぞこのはな)

故に咲くどん底の花

(ともよ、すえながいきぼうを)

友よ、末永い希望を

(ろんぐほーぷふぃりあ)

ロングホープ・フィリア