海岸通り

(ふたりまどのかたちをしたかいがんせんのえを)

二人窓の形をした海岸線の絵を

(ながめてわらってたひをなんどもなんどでも)

眺めて笑ってた日を何度も何度でも

(おもいだしわらってよ)

思い出し笑ってよ

(じぶんのきもちにうそをつかずにいきていくことがしあわせなら)

自分の気持ちに嘘をつかずに生きて行く事が幸せなら

(あいにいけないこのぼくをなんとよぼう)

会いに行けないこの僕を何と呼ぼう

(とくにめずらしいことじゃないんだろうけど)

特に珍しい事じゃないんだろうけど

(もうだめだねっていわれるまできづけなかった)

「もう駄目だね」って言われるまで気付けなかった

(げんきでねなんてかっこつけなきゃよかった)

「元気でね」なんてかっこつけなきゃよかった

(ふたりまどのかたちをしたかいがんせんのえを)

二人窓の形をした海岸線の絵を

(ながめてわらってたひがすこしとおくみえた)

眺めて笑ってた日が少し遠く見えた

(ぜんぶうそじゃないのに)

全部嘘じゃないのに

(ふたりはどんなにはなれててもつながれるよっていって)

二人はどんなに離れてても繋がれるよって言って

(あんなにちかくにいてもだめだったじゃない)

あんなに近くにいても駄目だったじゃない

(べつにもういいけど)

別にもういいけど

(にどとあえないひとのしあわせをぼくはこころからいのれるのかな)

二度と会えない人の幸せを僕は心から祈れるのかな

(ねぇどうおもう？)

ねぇどう思う？

(ふりかえらないやくそくもぜんぶむこうだって)

振り返らない　約束も全部無効だって

(たしかふたりできめたようなきめてないような)

確か二人で決めたような　決めてないような

(にえきらないのがだめなところいつもきみはいってたっけ)

煮え切らないのが駄目な所　いつも君は言ってたっけ

(だけどそんなところもふくめてすきとかいってなかったっけか)

だけどそんな所も含めて好きとか言ってなかったっけか

(べつにもういいけど)

別にもういいけど

(このままときがながれればきっとわすれるんだろうな)

このまま時が流れれば　きっと忘れるんだろうな

(きみがそれでいいのなら)

君がそれでいいのなら

(じつはぼくいやなんだよ)

実は僕嫌なんだよ

(おとこらしくないっていわれてもやっぱりいやだっていうよ)

男らしくないって言われても　やっぱり嫌だって言うよ

(これでもうほんとうにさいごにするからいまさらってわらうかい？)

これでもう本当に最後にするから　今更って笑うかい？

(ふたりまどのかたちをしたかいがんせんのえを)

二人窓の形をした海岸線の絵を

(ながめてわらってたひにもういちどかえろう)

眺めて笑ってた日にもう一度帰ろう

(きみといっしょにかえろう)

君と一緒に帰ろう