藍悼花／酔シグレ feat.Lucia

(みつからない。あのひてばなした)

見つからない。あの日手放した

(しあわせのざんぞうみちたりたあい)

幸せの残像　満ち足りた愛

(みつからない。「さよなら」のりゆう)

見つからない。「さよなら」の理由

(”さいご”のことばがむねにしずんでく)

”最後”の言葉が胸に沈んでく

(なみだひとつあふれたあとにこのしんぞうがとまるしゅんかん)

涙一つ溢れた後に　この心臓が止まる瞬間

(あなたをおもいだすのでしょう？)

貴方を思い出すのでしょう？

(さきみだれるねもふぃらのはなかたをならべあるいたきおく)

咲き乱れるネモフィラの花　肩を並べ歩いた記憶

(あせないように)

褪せないように

(”おもいで”のなかにとじこめた)

“思い出“の中に閉じ込めた

(きみのかおりにじむゆうけいくちずさむめろでぃー)

君の香　滲む夕景　口遊む旋律

(いたみさえとうめいないんくで)

痛みさえ透明なインクで

(かすむあいのそらにしたためておけたら)

霞む藍の空にしたためておけたら

(「きみをうしなってよかった」とくるしまぎれのうそを。)

「君を失って良かった」と　苦し紛れの嘘を。

(みつからない。なにげないひびに)

見つからない。何気ない日々に

(かわしたやくそくせいかいのみらい)

交わした約束　正解の未来

(はるのよながたたずむまどべおちるなみだぬぐうわたしに)

春の夜長佇む窓辺　落ちる涙拭う私に

(みかづきがかなしくほほえむの)

三日月が哀しく微笑むの

(いつかきみとのったでんしゃのしゅうてんのさきたどりつけたら)

いつか君と乗った電車の　終点の先辿り着けたら

(わすれられますか？)

忘れられますか？

(きみのかおりがしんでしまうまえに)

君の香が死んでしまう前に

(はなまどうこのうたをいのろう)

花惑うこの唄を　祈ろう

(”おもいで”のなかでいろあせた)

”思い出”の中で色褪せた

(やさしいこえあおいだそらくちずさむめろでぃー)

優しい声　仰いだ空　口遊む旋律

(いたみさえとうめいないんくで)

痛みさえ透明なインクで

(かすむあいのそらにしたためておけたら)

霞む藍の空にしたためておけたら

(「さいごに１つうそをはきました”すきだった”と」)

「最後に1つ嘘を吐きました　”好きだった”と」

(みずいろのはながさきみだれるおかで)

水色の花が咲き乱れる丘で

(すいこまれるようなあおぞらの)

吸い込まれるような青空の

(なみだをそっとぬぐった)

涙をそっと拭った