さよならサマータイムマシン

(きょうかいせんいっぽまえで)

境界線一歩前で

(じもんじとうをさいころでうらなう)

自問自答をサイコロで占う

(さいこうなかーにばるはみぜんじぜんさえ)

最高なカーニバルは、未然 事前さえ

(ないあまりにぼくはきづけない)

無いあまりに 僕は気づけない

(うだるようなひざしには)

うだるような日差しには

(まほうというにはそまつなあやまちをうむなぞがある)

魔法というには粗末な 過ちを生む謎がある

(いかさまがつうじるなら)

イカサマが通じるなら

(じかんなんてとおりこしてなんどもやりなおして)

時間なんて通り越して 何度もやり直して

(このなつはどこでとぎれるの)

「この夏はどこで途切れるの？」

(なんてきみがはなす)

なんて 君が話す

(さよならこのきおくだけは)

さよなら この記憶だけは

(そうけさないようにこころへかくれんぼ)

そう 消さないように 心へかくれんぼ

(もういいかいせかいのしくみが)

もういいかい 世界の仕組みが

(ほらこわれはじめるまつだけじゃそんだよなあ)

ほら 壊れ始める 待つだけじゃ損だよなあ

(あふれたねがいからとんでいくようだ)

溢れた願いから飛んでいくようだ

(じかんのむこうへ)

時間の向こうへ

(とおすぎたこころとどかなくてきりがくれ)

遠すぎた心 届かなくて霧隠れ

(ちかすぎてあんばらんす)

近すぎてアンバランス

(たちいかなくなってりぷれい)

立ちいかなくなってリプレイ

(らんぶりんぐのらんきりゅう)

ランブリングの乱気流

(いまどこわからぬまま)

今どこ？わからぬまま

(それでもきみまですすめ)

それでも、君まで進め

(うがつようなゆうだちにはひじょうなほどに)

穿つような夕立には 非常な程に

(りあるなかなしみがよくにあうようだ)

リアルな悲しみがよく似合うようだ

(きみがどっかいっちゃうなら)

君がどっか行っちゃうなら

(せかいなんててきにしてりくつからうらがえす)

世界なんて敵にして 理屈から裏返す

(あのなつにおきざりにしたおもいは)

あの夏に置き去りにした想いは

(どこへつづく)

どこへ続く？

(さよならめぐりゆくけつまつは)

さよなら 巡りゆく結末は

(ゆがんだしんきろう)

歪んだ蜃気楼

(あまりにもむじょうなえんでぃんぐろーる)

余りにも無常なエンディングロール

(きみがこのせかいからきりはなされて)

君がこの世界から切り離されて

(さいごのたびにでるさよなら)

最後の旅に出る さよなら

(このきおくだけはもうけさないように)

この記憶だけはもう消さないように

(みらいにかくれんぼもういいかい)

未来にかくれんぼ もういいかい

(まだだよといわれてもとめられないから)

まだだよと言われても止められないから

(きみにたどりつくまであしたへいく)

君にたどり着くまで 明日へいく

(なつのまほうはもうないこどうのむこうへ)

夏の魔法は、もう無い 鼓動の向こうへ

(きょうかいせんいっぽまえで)

境界線一歩前で

(じもんじとうをさいころでうらなう)

自問自答をサイコロで占う

(がんぜんにいつわりもない)

眼前に偽りも無い

(とほうもないみちがつづくそれでも)

途方も無い道が続く それでも