この気持ちは雨宿り

(いっしょならつよくうたれそうでも)

一緒なら強く打たれそうでも

(あめにもかぜにもまけない)

雨にも風にも負けない

(わたしをみつけたい)

私を見つけたい

(きょうはついてないなとつぶやいたかばん)

今日はツイてないなと呟いた鞄

(はらいおとしたつぶはなみだみたい)

払い落とした粒は涙みたい

(しぜんにあいそわらいをかぶせてしまう)

自然に愛想笑いを被せてしまう

(みみにざらつくあめのとおりみち)

耳にざらつく雨の通り道

(それはぽたぽたした)

それは　ぽたぽたした

(せなかみせたおなじきょうぐう)

背中見せた　同じ境遇

(けさきからしたたりだすたびにゆれる)

毛先から　滴り出す度に揺れる

(うつむいてしまうから)

俯いてしまうから

(もうちょっとやむまではなれない)

もうちょっと止むまで離れない

(いきがはりつめるくらいふるえる)

息が張り詰めるくらい震える

(のみこんではほてるじょうきのなか)

飲み込んでは火照る蒸気の中

(よけいにきまずくおもいこむ)

余計に気まずく思い込む

(あからむほほはかくせない)

赤らむ頬は隠せない

(こころのなかまですけてしまいそう)

心の中まで透けてしまいそう

(たいちょうかんりできなくなりそう)

体調管理できなくなりそう

(ぬいだうわぎをべんちにかけたけれど)

脱いだ上着をベンチに掛けたけれど

(まだそらはくもをかかえつづけてる)

まだ空は雲を抱え続けてる

(なんだかそわそわした)

なんだか　そわそわした

(かなしみはもうわすれかけた)

悲しみはもう忘れかけた

(かおをあわせちゃうとはずかしくなっちゃうの)

顔を合わせちゃうと恥ずかしくなっちゃうの

(まだみせたくないから)

まだ見せたくないから

(もういいよぼやけてとまらない)

もういいよ　ぼやけて止まらない

(こえがしぼりかけてこぼれる)

声が絞りかけて零れる

(まわりがかきけしてもそばで)

周りが掻き消しても側で

(こもったようにはねかえってく)

篭ったように跳ね返ってく

(このままとびだしたい)

このまま飛び出したい

(もうちょっとやむまではなさない)

もうちょっと止むまで離さない

(むねがはりさけそうなじょうしょうしてく)

胸が張り裂けそうな上昇してく

(いっしょならつよくうたれそうでも)

一緒なら強く打たれそうでも

(あめにもかぜにもまけない)

雨にも風にも負けない

(いつかはとまるとしんじて)

いつかは止まると信じて