カミサマネジマキ

(おまえのせいだよかたすとろふぃ)

お前のせいだよ　カタストロフィ

(てんさいがくしゃはひらめいたじんるいすべてのねがいを)

天才学者は閃いた　人類全ての願いを

(しょうかするそうちをつくれば)

消化する装置を作れば

(へいわなせかいになるのでは)

平和な世界になるのでは？

(ぼいこっとじょうたいぜんちぜんのう)

ボイコット状態全知全能

(かじつのかおりにつられて)

果実の香りにつられて

(きかいじかけのかみさま)

機械仕掛けのカミサマ

(はめこんでできあがり)

はめ込んで出来あがり

(ほらほらみてみてだいはつめい)

ほらほら見てみて大発明

(ねがいをぜんぶかなえるしんしょうひん)

願いを全部叶える新商品

(よくぼうぜんかいそうだつせん)

欲望全開　争奪戦

(むきだしのげんじつせまるぐんしゅう)

むき出しの現実　迫る群衆

(あれあれこんなはずじゃ)

あれあれこんなはずじゃ

(ぐにゃりかみさまねじまき)

ぐにゃり　カミサマネジマキ

(かじつがあますぎたようで)

果実が甘すぎたようで

(せきをきってあふれたねがいはしょうじき)

堰を切って　溢れた願いは正直

(あらあらなんとまあ)

あらあら何とまあ

(ねえこんなはずじゃなんてぜったい)

ねえ「こんな筈じゃ」なんて絶対

(なきついたってきいちゃくれない)

泣きついたって聞いちゃくれない

(のっぴきならない)

退っ引きならない

(おまえのせいだよかたすとろふぃ)

お前のせいだよ　カタストロフィ

(よくぼうがんぼうまみれで)

欲望　願望　塗れで

(どろぬまはいずるみらくる)

泥沼這いずるミラクル

(けしたりすけたりよちしたり)

消したり　透けたり　予知したり

(りせっとしたりのるんぱっぱ)

リセットしたりの　ルンパッパ

(せきにんてんかでかたつけよう)

「責任転嫁でカタ付けよう」

(でんぱでんぱたいしょほう)

伝播　伝播　対処法

(やりだまにあがるやくはとうぜん)

やり玉に上がる役は当然

(かいはつしゃのこのぼくだ)

開発者のこの僕だ

(ほらほらみてみてだいあくとう)

ほらほら見てみて大悪党

(きせきでひとをまどわすぼうとくしゃ)

奇跡で人を惑わす冒涜者

(たいしゅうしんりのそうりょくせん)

大衆心理の　総力戦

(ひんけつのしょうけいせまるぐんしゅう)

貧血の憧憬　迫る群衆

(あれあれこんなはずじゃ)

あれあれこんなはずじゃ

(ぐにゃりかみさまねじまき)

ぐにゃり　カミサマネジマキ

(かじつがあますぎたようで)

果実が甘すぎたようで

(こぼれきってすくってまたそそいで)

こぼれ切って　掬ってまた注いで

(なにがしたいんだか)

何がしたいんだか

(ねえしんじてたのになんて)

ねえ「信じてたのに」なんて

(しんじやしないでしょう)

信じやしないでしょう

(のっぴきならない)

退っ引きならない

(ぼくのせいですかかたすとろふぃ)

僕のせいですか　カタストロフィ

(やりなおせるならそうするさ)

やり直せるならそうするさ

(いなくなれるものならそうするさ)

いなくなれるものならそうするさ

(こんなことになるなんてわかってりゃ)

こんな事になるなんて分かってりゃ

(なにもないせかいもきっと)

何も無い世界もきっと

(いまよりずっととうとくていとしいのに)

今よりずっと尊くて　愛しいのに

(ぐにゃりかみさまねじまき)

ぐにゃり　カミサマネジマキ

(せかいのえさになるまえに)

世界の餌になる前に

(きかいじかけのそのてで)

機会仕掛けのその手で

(ぼくをころして)

（ ぼ く を こ ろ し て ）

(ただもっとすてきなさんじげんを)

ただもっと素敵な三次元を

(ゆめみただけなのにとどかない)

夢見ただけなのに　届かない

(かみさまねじまき)

カミサマネジマキ

(かじつがあますぎたようで)

果実が甘すぎたようで

(ぼくはつきあいきれない)

僕は付き合いきれない

(みなさまどうかおげんきで)

皆さまどうかお元気で

(またこんどのひょうてきしょうねんへ)

また未来の標的　少年へ

(じょうだんとあまいしるはほどほどに)

冗談と甘い汁は　ほどほどに

(それではさよならまたいつか)

それではさよなら　またいつか