大丈夫/シキトシ

(だいじょうぶそのことばのおもいをしっているかい)

「大丈夫」その言葉の想いを知っているかい

(よくきくたったひとこと)

よく聞くたった一言

(だいじょうぶそのことばのおもいをしっているかい)

「大丈夫」その言葉の想いを知っているかい

(それにくるしめられているんだよ)

それに苦しめられているんだよ

(あたまゆれるただそれだけで)

頭 揺れる ただそれだけで

(むねがくるしいただそれだけで)

胸が 苦しい ただそれだけで

(あしはとまるただそれだけで)

足は 止まる ただそれだけで

(なんでこんなふうにならなきゃいけないの)

なんでこんな風にならなきゃいけないの

(だれかきづいてよくるしいよ)

誰か気付いてよ 苦しいよ

(えがおたやさずにへんじをすることも)

笑顔絶やさずに 返事をすることも

(べつにそうしたいわけじゃないの)

別にそうしたい訳じゃないの

(でもねいつのまにかなじんじゃって)

でもね いつの間にか馴染んじゃって

(じょじょにじょじょにむしばむの)

徐々に 徐々に 蝕むの

(だいじょうぶそのことばのいみもしっているよ)

「大丈夫」その言葉の意味も知っているよ

(しんぱいしてくれてるんでしょ)

心配してくれてるんでしょ

(だいじょうぶそのことばのかるさもしっているよ)

「大丈夫」その言葉の軽さも知っているよ

(いえばいいとおもってるんでしょ)

言えばいいと思ってるんでしょ

(ちがうこんなことおもいたいんじゃない)

違う こんなこと思いたいんじゃない

(めもとうるむただそれだけで)

目元 潤む ただそれだけで

(ゆびがふるえるただそれだけで)

指が 震える ただそれだけで

(いきがつまるただそれだけで)

息が 詰まる ただそれだけで

(なんでひとりでかかえているんだっけ)

なんで独りで抱えているんだっけ

(もうわからないよくるしいよ)

もうわからないよ 苦しいよ

(こころがさけんでるしまいこむのもつかれた)

心が叫んでる 仕舞い込むのも疲れた

(おもうことぜんぶいえばいいって)

思うこと全部言えばいいって

(それができたなららくなのかな)

それができたなら 楽なのかな

(まだだまだだがんばらなきゃ)

まだだ まだだ 頑張らなきゃ

(じぶんだけがつらいなんて)

自分だけが辛いなんて

(もっとつらいひとがいるの)

もっと辛い人がいるの

(そうだこれはまだましだろ)

そうだ これはまだましだろ

(そういいきかせときはすぎる)

そう言い聞かせ時は過ぎる

(いいかもういいかくるしむのも)

いいか もういいか 苦しむのも

(かわらないげんじつをかえるのはじぶんじしんか)

変わらない現実を変えるのは自分自身か

(だいじょうぶだいじょうぶだ)

大丈夫 大丈夫だ

(じぶんをゆうきづけることばとして)

自分を勇気付ける言葉として

(これがまずはさいしょのいっぽ)

これが まずは 最初の一歩