黄昏のanima

(おしえていろをうしなったうつろなひとみ)

教えて 色を失った虚な瞳

(かたるのはあのひのおもいで)

語るのはあの日の思い出

(きどってかざったａｎｉｍａながれるひび)

気取って飾ったanima 流れる日々

(かさねるからがおもくてつぶされそう)

重ねる殻が重くて潰されそう

(かげってあおにおちるすんぜんのそら)

翳って青に落ちる寸前の空

(すこしずつにぶるいしきだれかにかきかわる)

少しずつ鈍る意識 誰かに書き換わる

(ただなにかをえらぶこと)

ただ 何かを選ぶこと

(それがこわくてかためにもうつらない)

それが怖くて 片目にも映らない

(こえをわすれないでいみのないきおくにはしないで)

声を忘れないで 意味のない記憶にはしないで

(きょうもあすもきのうもあのひからつづいているえんちょうせん)

今日も明日も昨日も あの日から続いている延長線

(たそがれにやくそくしたいっかいきりは)

黄昏に約束した "一回きり"は

(ゆらいでみえたはかなさ)

揺らいで見えた儚さ

(あなたとのさいしょのｒｅｍｅｍｂｒａｎｃｅ)

あなたとの最初のremembrance

(たどってまねしたｇｈｏｓｔのぼらぬたいよう)

辿って真似したghost 昇らぬ太陽

(くらくなってときをとめたまたあうひまで)

昏くなって時を止めた また会う日まで

(なんどもめぐりあえるかもしれないけど)

何度も巡り会えるかもしれないけど

(それはおなじわたしじゃないかも)

それは同じ私じゃないかも

(あのひのゆうやけをなつかしんでも)

あの日の夕焼けを懐かしんでも

(かけらさえひろえない)

欠片さえ拾えない

(こころしずめないでよかったねってまぼろしにしないで)

心鎮めないで "良かったね"って幻にしないで

(おもいおもいのみちがからみあうきずだらけのこうさてん)

思い思いの道が絡み合う 傷だらけの交差点

(たそがれにはきすてたりそうのかたちは)

黄昏に吐き捨てた理想の形は

(おなじものがいきつくさきくらやみがよせるさざなみ)

同じモノが行き着く先 暗闇が寄せる漣

(つかいすてみたいなからっぽのからだだけのこして)

使い捨てみたいな 空っぽの身体だけ残して

(おもいえがいてたかがやくみらいがあったはずなのに)

想い描いてた 輝く未来があったはずなのに

(おわりにしようくりかえしにとらわれていたくない)

終わりにしよう 繰り返しに囚われていたくない

(ほんとうはつぎなんてないんだよ)

本当は次なんてないんだよ

(あなただけの)

あなただけの

(わたしをわすれないでおもいでのそこにかくさないで)

私を忘れないで 思い出の底に隠さないで

(やきついたこどうとａｎｉｍａがたかなりつくりだしたれんぞくせい)

焼き付いた鼓動とanimaが高鳴り作り出した連続性

(たそがれにだきしめたまばゆいいのちは)

黄昏に抱きしめた 眩い命は

(うわがきしておわらないいつまでも)

上書きして終わらない いつまでも

(あなたとのさいごのｒｅｍｅｍｂｒａｎｃｅ)

あなたとの最後のremembrance