ガランド
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歌詞(問題文)
(そのこたえをきいてはいけないからだをすくうがんになるから)
その答えを聞いてはいけない 身体を巣食う癌になるから
(わきおこるかんじょうのすべてはなにものかをさすはりになる)
沸き起こる感情のすべては 何者かを刺す針になる
(こすってはれたあかいしんぞうあるのはむすうのしろばかりだ)
擦って腫れた赤い心臓 あるのは 無数の死路ばかりだ
(むりょくなことをわらってほしいゆるされるのはざんこくだから)
無力なことをわらってほしい 許されるのは 残酷だから
(みるにたえないとふせたあのあさに)
見るに堪えないと伏せたあの朝に
(ひかりをなくしたがらすだまは)
光を無くしたガラス玉は
(こなごなだ)
粉々だ
(これいじょうないほどに)
これ以上ないほどに
(こどくのおうはがらんどのなか)
孤独の王はガランドの中
(ひたすらやかれやかれ)
ひたすら 灼かれ 灼かれ
(もううたですらないうただけが)
もう歌ですらない歌だけが
(あなたをみおくるだろう)
あなたを 見送るだろう
(ぜつぼうでもそうしつでもなくうちのめすのはひとであれと)
絶望でも喪失でもなく 打ちのめすのは 人であれと
(はだかにされたこのかたまりかえれるばしょはあるのだろうか)
裸にされたこのかたまり 還れる場所は あるのだろうか
(とうたされるのはよわいそんざいか)
淘汰されるのは弱い存在か
(もうもくなりゆうなきおそれか)
盲目な理由なき恐れか
(じゅうぶんだ)
十分だ
(もうじゅうぶんみてきた)
もう十分 見てきた
(こどくのおうはがらんどのなか)
孤独の王はガランドの中
(すべてにこがれこがれ)
すべてに 焦がれ 焦がれ
(みはてたゆめをのこさずくべた)
見果てた夢を残さず焼べた
(ここにはなにもなかった)
ここには 何もなかった
(かぜがないでいつかはさっていくように)
風が凪いで いつかは去っていくように
(はがかれおちいつかはつちにかえるように)
葉が枯れ落ち いつかは土に還るように
(ほしがもえてきえていくしゅんかんのように)
星が燃えて 消えていく瞬間のように
(たとえばそうそれだけのことでしかなかった)
例えばそう それだけのことでしかなかった
(こどくのおうはがらんどのなか)
孤独の王はガランドの中
(ひたすらやかれやかれ)
ひたすら 灼かれ 灼かれ
(もううたですらないうただけが)
もう歌ですらない歌だけが
(あなたをみおくるだろう)
あなたを 見送るだろう
(こどくのおうはがらんどのまま)
孤独の王はガランドのまま
(それでもやいてやいて)
それでも 灼いて 灼いて
(もうこえですらないこえさえも)
もう声ですらない声さえも
(つれてはいかないのだろう)
連れては 行かないのだろう