変な愛にだまされないで

(みにくいじぶんをしるじんせいありきたりなどらま)

醜い自分を知る人生　ありきたりなドラマ

(ふるいきずをみせあってにてるねとわらう)

古い傷を見せあって「似てるね」と笑う

(たよりなくてにふれたときすこしのろいがとけた)

頼りなく手に触れた時　少し呪いが解けた

(きみはどうおもってんだろうふたしかなひかり)

君はどう思ってんだろう　不確かな光

(どこにもないふつうにあこがれていたよ)

どこにもない「普通」に憧れていたよ

(とくべつにしはいされたせかいで)

「特別」に支配された世界で

(へんなあいにだまされないで)

変な愛にだまされないで

(へんなあいにだまされないで)

変な愛にだまされないで

(ほろびゆくぶんめいのすみっこで)

滅びゆく文明の隅っこで

(ぼくなりのふつうをみつけた)

ぼくなりの「普通」を見つけた

(ああたましいをすりへらしながら)

ああ　たましいを擦り減らしながら

(へんなあいにだまされないで)

変な愛にだまされないで

(はしゃぎあうふつうのふたり)

はしゃぎあう普通のふたり

(ぶきみによぞらをはうりゅうせいしっぱいさくのきねま)

不気味に夜空を這う流星　失敗作のキネマ

(ふるえるかたよせあってらっかするぱらしゅーと)

震える肩寄せ合って　落下するパラシュート

(いきばのないくつうをかいならせるだろうか)

行き場のない苦痛を飼いならせるだろうか

(いじょうじたいにうおうさおうするせかいで)

異常事態に右往左往する世界で

(へんなあいにだまされないで)

変な愛にだまされないで

(へんなあいにだまされないで)

変な愛にだまされないで

(むずかしいぱずるをのーひんとで)

難しいパズルをノーヒントで

(でたらめにきみはこじあけた)

デタラメに君はこじあけた

(ああまほうつかいのうそをあばきながら)

ああ　魔法使いの嘘を暴きながら

(へんなあいにだまされないで)

変な愛に だまされないで

(かりそめをいきるふたり)

かりそめを生きるふたり

(すべてをことばにしたらおかしいから)

すべてを言葉にしたら　おかしいから

(ひのてをのがれてただだまっていたよ)

火の手を逃れて　ただ黙っていたよ

(あなたがいなくなったらかなしいから)

あなたがいなくなったら　悲しいから

(たいせつなことだけきみにつたえなくちゃ)

大切なことだけ　君に伝えなくちゃ

(へんなあいにだまされないで)

変な愛にだまされないで

(へんなあいにだまされないで)

変な愛にだまされないで

(ほろびゆくぶんめいのすみっこで)

滅びゆく文明の隅っこで

(ぼくなりのふつうをみつけた)

ぼくなりの「普通」を見つけた

(ああたましいをすりへらしながら)

ああ　たましいを擦り減らしながら

(へんなあいにだまされないで)

変な愛にだまされないで

(はしゃぎあうふつうのふたり)

はしゃぎあう普通のふたり

(どうかいつまでもふつうのふたり)

どうか　いつまでも普通のふたり