鬼十則
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問題文
(しごとはみずからつくるべきで、あたえられるべきでない。)
仕事は自ら創るべきで、与えられるべきでない。
(しごととは、せんてせんてとはたらきかけていくことで、うけみでやるものではない。)
仕事とは、先手先手と働き掛けていくことで、受け身でやるものではない。
(おおきなしごとととりくめ、ちいさなしごとはおのれをちいさくする。)
大きな仕事と取り組め、小さな仕事はおのれを小さくする。
(むずかしいしごとをねらえ、そしてこれをなしとげるところにしんぽがある。)
難しい仕事を狙え、そしてこれを成し遂げるところに進歩がある。
(とりくんだらはなすな、ころされてもはなすな、もくてきかんすいまでは。)
取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは……。
(しゅういをひきずりまわせ、ひきずるのとひきずられるのとでは、)
周囲を引きずり回せ、引きずるのと引きずられるのとでは、
(ながいあいだにてんちのひらきができる。)
永い間に天地のひらきができる。
(けいかくをもて、ちょうきのけいかくをもっていれば、)
計画を持て、長期の計画を持っていれば、
(にんたいとくふうと、そしてただしいどりょくときぼうがうまれる。)
忍耐と工夫と、そして正しい努力と希望が生まれる。
(じしんをもて、じしんがないからきみのしごとには、)
自信を持て、自信がないから君の仕事には、
(はくりょくもねばりも、そしてあつみすらがない。)
迫力も粘りも、そして厚味すらがない。
(あたまはつねにぜんかいてん、はっぽうにきをくばって、いちぶのすきもあってはならぬ、)
頭は常に全回転、八方に気を配って、一分の隙もあってはならぬ、
(さーびすとはそのようなものだ。)
サービスとはそのようなものだ。
(まさつをおそれるな、まさつはしんぽのはは、せっきょくのひりょうだ、)
摩擦を怖れるな、摩擦は進歩の母、積極の肥料だ、
(でないときみはひくつみれんになる。)
でないと君は卑屈未練になる。