処救生

(こたえあわせまるとばつにうもれ)

こたえあわせ 〇と×に埋もれ

(しほうはっぽうでぐちのないよるにまみれ)

四方八方出口のない夜にまみれ

(ぼくはひとり)

僕は独り

(とまってしまうのがこわくてまぶた)

止まってしまうのが怖くて瞼

(とじたままはしるみたいにまたあざ)

閉じたまま走るみたいに また痣

(あせってばかりで)

焦ってばかりで

(どうやってみつけるんだろう)

（どうやって）見つけるんだろう

(どうしてできないんだろう)

(どうして)出来ないんだろう

(おぼれかけていたぼくをよんだ)

溺れかけていた 僕を呼んだ

(はなたれるみちびかれるすいよせられるこどう)

放たれる 導かれる 吸い寄せられる鼓動

(ぼくのまますってはくだけそれだけが)

僕のまま 吸って吐くだけ それだけが

(なぜこんなむずかしくっていやになるすべてを)

何故こんな 難しくって 嫌になる全てを

(ぶつけてもこわれないでいてくれた)

ぶつけても 壊れないでいてくれた

(いだかれるみをゆだねるおとのなみへと)

いだかれる 身を委ねる 音の波へと

(ほんのうで)

本能で

(ひとところにたいせつがあれば)

一処に たいせつがあれば

(うしなうことにおびえてしまいそうで)

失うことに怯えてしまいそうで

(つなぎあうことをとおざけていた)

繋ぎ合うことを 遠ざけていた

(やっぱりはみだしてしまう)

(やっぱり)はみだしてしまう

(きゅうくつでただよってる)

(窮屈で)漂ってる

(だけどなんどでももどってく)

だけど何度でも 戻ってく

(やくそくもじょうとうくもとくいじゃないけれど)

約束も 常套句も 得意じゃないけれど

(ぼくのまますってはけたらそれだけで)

僕のまま 吸って吐けたら それだけで

(ここにいるりゆうになることばになれなくて)

此処にいる 理由になる 言葉になれなくて

(せんりつにこめたうけとってくれる)

旋律にこめた 受けとってくれる

(いきつぎしてどこへぼくはいくんだろう)

息継ぎして どこへ 僕は 行くんだろう

(きみとかなでられるいまだけはすーはーすーはーはー)

君と奏でられる 今だけは スーハースーハーハー

(きょうだってごちゃごちゃだけど)

(今日だって)ごちゃごちゃだけど

(しゅんかんにしんくろする)

(瞬間に)シンクロする

(ひびくかんじょうがうれしいよ)

響く感情が 嬉しいよ

(はなたれるみちびかれるすいよせられるこどう)

放たれる 導かれる 吸い寄せられる鼓動

(ぼくのまますってはくだけそれだけを)

僕のまま 吸って吐くだけ それだけを

(くりかえすひびよどうかぼくらになってゆけ)

繰り返す 日々よどうか 僕らになってゆけ

(きざんでるおなじびーとのなかでああ)

刻んでる 同じビートの中で ああ

(いきているまちあわせるいつでもここにかえろう)

生きている 待ち合わせる いつでも音楽に　帰ろう