あの夏が飽和する

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プレイ回数319難易度(4.7) 2312打 歌詞 長文モード可
楽曲情報 あの夏が飽和する。  作詞カンザキイオリ  作曲カンザキイオリ
カンザキイオリさんのあの夏が飽和するです
※このタイピングは「あの夏が飽和する。」の歌詞の一部または全部を使用していますが、歌詞の正しさを保証するものではありません。

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歌詞(問題文)

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(「きのうひとをころしたんだ」きみはそういっていた。)

「昨日人を殺したんだ」 君はそう言っていた。

(つゆどきずぶぬれのまんまへやのまえでないていた。)

梅雨時ずぶ濡れのまんま 部屋の前で泣いていた。

(なつがはじまったばかりだというのにきみはひどくふるえていた)

夏が始まったばかりだというのに君はひどく震えていた

(そんなはなしではじまる、あのなつのひのきおくだ)

そんな話で始まる、あの夏の日の記憶だ

(「ころしたのはとなりのせきの、いつもいじめてくるあいつ。)

「殺したのは隣の席の、いつも虐めてくるアイツ。

(もういやになって、かたをつきとばして、うちどころがわるかったんだ)

もう嫌になって、肩を突き飛ばして、打ち所が悪かったんだ

(もうここにはいられないとおもうし、どっかとおいとこでしんでくるよ。」)

もうここにはいられないと思うし、どっか遠いとこで死んでくるよ。」

(そんなきみにぼくはいった。「それじゃぼくもつれてって」)

そんな君に僕は言った。「それじゃ僕も連れてって」

(さいふをもって、ないふをもって、けいたいげーむもかばんにつめて、)

財布を持って、ナイフを持って、携帯ゲームもカバンに詰めて、

(いらないものはぜんぶこわしていこう。)

要らないものは全部壊していこう。

(あのしゃしんも、あのにっきも、いまとなっちゃもういらないさ。)

あの写真も、あの日記も、今となっちゃもう要らないさ。

(ひとごろしとだめにんげんのきみとぼくのたびだ。)

人殺しとダメ人間の君と僕の旅だ。

(そしてぼくらはにげだした。このせまいせまいこのせかいから。)

そして僕らは逃げだした。この狭い狭いこの世界から。

(かぞくもくらすのやつらもなにもかもぜんぶすててきみとふたりで。)

家族もクラスのやつらも何もかも全部捨てて君と2人で。

(とおいとおいだれもいないばしょでふたりでしのうよ。)

遠い遠い誰もいない場所で二人で死のうよ。

(もうこのせかいにかちなどないよ。 ひとごろしなんてそこらじゅうわいてるじゃんか。)

もうこの世界に価値などないよ。 人殺しなんてそこら中沸いてるじゃんか。

(きみはなにもわるくないよ。きみはなにもわるくないよ。)

君は何も悪くないよ。君は何も悪くないよ。

(けっきょくぼくらだれにもあいされたことなどなかったんだ。)

結局僕ら誰にも愛されたことなどなかったんだ。

(そんないやなきょうつうてんでぼくらはかんたんにしんじあってきた。)

そんな嫌な共通点で僕らは簡単に信じあってきた。

(きみのてをにぎったときかすかなふるえもすでになくなっていて)

君の手を握ったとき微かな震えも既に無くなっていて

(だれにもしばられないでふたりせんろのうえをあるいた)

誰にも縛られないで二人線路の上を歩いた

(かねをぬすんで、2にんでにげて、どこにもいけるきがしたんだ。)

金を盗んで、2人で逃げて、どこにも行ける気がしたんだ。

(いまさらこわいものはぼくらにはなかったんだ)

今更怖いものは僕らにはなかったんだ

(ひたいのあせも、おちためがねも「いまとなっちゃどうでもいいさ。)

額の汗も、落ちた眼鏡も「今となっちゃどうでもいいさ。

(あぶれもののちいさなとうひこうのたびだ。」)

あぶれ物の小さな逃避行の旅だ。」

(いつかみたゆめみたやさしくて、だれにもすかれるしゅじんこうなら、)

いつか見た夢見た優しくて、誰にも好かれる主人公なら、

(きたなくなったぼくたちもみすてずにちゃんとすくってくれるのかな?)

汚くなった僕達も見捨てずにちゃんと救ってくれるのかな?

(「そんなゆめならすてたよ、だってげんじつをみろよ。)

「そんな夢なら捨てたよ、だって現実を見ろよ。

(しあわせのよんもじなんてなかった、 いままでのじんせいでおもいしったじゃないか。)

シアワセの四文字なんてなかった、 今までの人生で思い知ったじゃないか。

(じぶんはなにもわるくねぇとだれもがきっとおもってる。」)

自分は何も悪くねぇと誰もがきっと思ってる。」

(あてもなくさまようせみのむれにみずもなくなりゆれだすしかいに)

あてもなく彷徨う蝉の群れに 水も無くなり揺れだす視界に

(せまりくるうおにたちのどごうにばかみたいにはしゃぎあい)

せまり狂う鬼達の怒号に ばかみたいにはしゃぎ合い

(ふときみはないふをとった。)

ふと君はナイフをとった。

(「きみがいままでそばにいたからここまでこれたんだ。)

「君が今まで傍にいたからここまで来れたんだ。

(だからもういいよ、もういいよ。」)

だからもういいよ、もういいよ。」

(「しぬのはわたしひとりでいいよ」)

「死ぬのは私1人でいいよ」

(そしてきみはくびをきった。まるでなにかのえいがのわんしーんだ。)

そして君は首を切った。 まるで何かの映画のワンシーンだ。

(はくちゅうむをみているきがした。きづけばぼくはつかまって。)

白昼夢を見ている気がした。 気づけば僕は捕まって。

(きみがどこにもみつからなくって。)

君がどこにも見つからなくって。

(きみだけがどこにもいなくって。)

君だけがどこにもいなくって。

(そしてときはすぎていった。ただあついあついひがすぎてった。)

そして時は過ぎていった。 ただ暑い暑い日が過ぎてった。

(かぞくもくらすのやつらもいるのになぜかきみだけはどこにもいない。)

家族もクラスの奴らもいるのになぜか君だけはどこにもいない。

(あのなつのひをおもいだす。ぼくはいまもいまでもうたってる。)

あの夏の日を思い出す。僕は今も今でも歌ってる。

(きみをずっとさがしているんだ。きみにいいたいことがあるんだ。)

君をずっと探しているんだ。 君に言いたいことがあるんだ。

(くがつのおわりにくしゃみしてろくがつのにおいをくりかえす。)

九月の終わりにくしゃみして六月の匂いを繰り返す。

(きみのえがおはきみのむじゃきさはあたまのなかをほうわしている。)

君の笑顔は 君の無邪気さは頭の中を飽和している。

(だれもなにもわるくないよ。きみはなにもわるくないからもういいよ。)

誰も何も悪くないよ。 君は何も悪くないからもういいよ。

(なげだしてしまおう。)

投げ出してしまおう。

(そういってほしかったのだろう?)

そう言ってほしかったのだろう?

(なぁ?)

なぁ?

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