SISTER

(むしんけいなたいみんぐで)

無神経なタイミングで

(ふりだしてまちをぬらすあめ)

振り出して街を濡らす雨

(きみはきづかないふりして)

君は気付かないふりして

(たかくほをはってうずのなかへ)

高く帆を張って渦の中へ

(とっておきのあいであは)

とっておきのアイデアは

(むきしつなことばでけとばされ)

無機質な言葉で蹴飛ばされ

(きみはきにしないふりして)

君は気にしないふりして

(わらってもっとうずのおくへ)

笑ってもっと渦の奥へ

(たたかうためにりかいして)

戦うために理解して

(くだいてほんとうはいたくて)

砕いて本当は痛くて

(めをとじてじぶんに)

目を閉じて自分に

(だいじょうぶいいきかせた)

大丈夫言いきかせた

(かぜのないそらにとびだして)

風のない空に飛び出して

(かわいたうみをおよいできずついてまた)

乾いた海を泳いで傷ついてまた

(きみはまたひかりをはなっていく)

君はまた光を放って行く

(まけないで)

負けないで

(きみがまたたきで)

君が瞬きで

(かくしたいたみをそのおもいを)

隠した痛みをその思いを

(ああぼくはしっているから)

ああ僕は知っているから

(ふりかかったゆううつは)

降りかかった憂鬱は

(あらったっておちてはくれなくて)

洗ったって落ちてはくれなくて

(きみはかまわないふりして)

君は構わないふりして

(そくどをあげもっとさきへ)

速度を上げもっと先へ

(きれいなままじゃからくて)

綺麗なままじゃ辛くて

(やさしさはいつもあだになって)

優しさはいつも仇になって

(にじんでいくじぶんに)

滲んでいく自分に

(だいじょうぶいいきかせた)

大丈夫言いきかせた

(めざしたくもはずっとたかくて)

目指した雲はずっと高くて

(ゆめみたしまは)

夢みた島は

(はるかとおいばしょだとしってて)

遥か遠い場所だと知ってて

(わかってて)

分かってて

(ふみだしてきたんだから)

踏み出してきたんだから

(まけないで)

負けないで

(きみがまたたきで)

君が瞬きで

(かくしたいたみをそのおもいを)

隠した痛みをその思いを

(ああぼくはしっているから)

ああ僕は知っているから

(ちかてつのまどにうつりこむ)

地下鉄の窓に映り込む

(つかれきったさかさのきみが)

疲れ切った逆さの君が

(きみのためにこのうたをうたってる)

君の為にこの歌を歌ってる

(なかないで)

泣かないで

(きみがついやした)

君が費やした

(すべてがいみをもつそのときまで)

全てが意味を持つその時まで

(あのくものさきできっときっと)

あの雲の先できっときっと

(かぜのないそらにとびだして)

風のない空に飛び出して

(かわいたうみをおよいできずついてまた)

乾いた海を泳いで傷ついてまた

(きみはまたひかりをはなっていく)

君はまた光を放って行く

(まけないで)

負けないで

(きみがまたたきで)

君が瞬きで

(かくしたいたみをそのおもいを)

隠した痛みをその思いを

(ああぼくはしっているから)

ああ僕は知っているから