馬鹿

(あなたはけっしてこどくじゃないのと)

アナタは決して孤独じゃないのと

(なんかいいわせりゃきがすむの)

何回言わせりゃ気が済むの？

(いたんでるてくびをかくすくせ)

痛んでる手首を隠す癖

(なあそれすらしゃれてるきがするの)

なぁそれすら洒落てる気がするの？

(ああどうしてあなたはそんな)

嗚呼どうしてアナタはそんな

(ひどいことすらへいきでいうの)

酷い事すら平気で言うの

(ひがいしゃいしきぶらさげるくらいが)

被害者意識ぶら下げるくらいが

(おにあいなんだよ)

お似合いなんだよ

(きかざったそぶりがだいきらい)

着飾ったそぶりが大嫌い

(いやになんだよおまえをみただけで)

嫌になんだよ オマエを見ただけで

(ねえいかれてすたれてこうべをたれて)

ねぇイカれて廃れて頭を垂れて

(それでもおまえをあいしはしないから)

それでもオマエを愛しはしないから

(うばわれけなされぜんぶなくして)

奪われ貶され全部失くして

(けせないきずをくやんでいろ)

消せない傷を悔やんでいろ

(だいたいこんなめぐまれたいまが)

大体こんな恵まれた今が

(いっしょうつづくとごかいすんな)

一生続くと誤解すんな

(さびしさをすうじにかえること)

寂しさを数字に変えること

(それだけはだれもあなたにかてない)

それだけは誰もアナタに勝てない

(ああいとやのむすめとどうよう)

嗚呼糸屋の娘と同様

(やわいなまこでひとをころすの)

柔い目で人を殺すの

(いたみやなみだともなわぬほうが)

痛みや涙伴わぬ方が

(ざんこくなんだよ)

残酷なんだよ

(なめきったたいどがだいきらい)

なめきった態度が大嫌い

(きょじゃくとじそんのにまいじた)

虚弱と自尊の二枚舌

(ねえおまえをとりまくちんけなくずも)

ねぇオマエを取り巻くチンケなクズも

(ふくめてかならずにがしはしないから)

含めて必ず逃しはしないから

(がらすのくつのきげんがすぎたら)

ガラスの靴の期限が過ぎたら

(ならくのそこにおとしてやる)

奈落の底に落としてやる

(あああなたのことばがきょうも)

嗚呼アナタの言葉が今日も

(ひとをのみこみばかをふやすの)

人を飲み込み馬鹿を増やすの

(ぎぜんしゃぶってひとをだましてちゃ)

偽善者ぶって人を騙してちゃ

(おしまいなんだよ)

おしまいなんだよ

(きかざったそぶりがだいきらい)

着飾ったそぶりが大嫌い

(いやになんだよおまえをみただけで)

嫌になんだよ オマエを見ただけで

(ねえきょこうのひあいをえんじてみせて)

ねぇ虚構の悲哀を演じてみせて

(せかいでいちばんあいしてるわだとか)

「世界で一番愛してるわ」だとか

(かくかくしかじかさけべども)

かくかくしかじか叫べども

(せかいはおまえがだいきらい)

世界はオマエが大嫌い

(さあかまととぶるのもこんやがさいご)

さぁかまととぶるのも今夜が最後

(あしたのあさにはなんもありゃしないから)

明日の朝にはなんもありゃしないから

(にどとはもどらぬきょうこのときを)

二度とは戻らぬ今日この時を

(おまえのひとみにやきつけて)

オマエの瞳に焼き付けて

(だきしめて)

抱きしめて