無敵

(ひかりのようなかたわれなんだきみをまもるから)

光のような片割れなんだ君を守るから

(むてきだよ)

無敵だよ

(むねがいたいよこわれるほど)

胸が痛いよ壊れるほど

(いやだよちかづくなわかってるってかおして)

嫌だよ近付くな分かってるって顔して

(ああ)

ああ

(さしのべられたてをはらったぼくはあくまだから)

差し伸べられた手を払ったぼくは悪魔だから

(きみがわらってくれるなら)

君が笑ってくれるなら

(やるせないかこすらぜんぶぜんぶ)

やるせない過去すら全部全部

(くだらないとおもいちがうよ)

くだらないと思い違うよ

(ひとりっきりでうずくまった)

一人っきりでうずくまった

(ぼくのしんぞうをひっぱりだしてくれたこと)

僕の心臓を引っ張り出してくれたこと

(わすれないよ)

忘れないよ

(そのめにはそのせにはなにがあるんだよ)

その目にはその背には何があるんだよ

(わがままなこぶしまでなけてくるほど)

ワガママな拳まで泣けてくるほど

(うばわれたくないきずつけたくないきみをまもるから)

奪われたくない傷付けたくない君を守るから

(むてきだよむねがいたいよこわれるほど)

無敵だよ胸が痛いよ壊れるほど

(ぼろぼろのこころはいびつでひしゃげていた)

ボロボロの心は歪でひしゃげていた

(しろうとしなくちゃわからないすこしはずかしい)

知ろうとしなくちゃ分からない少し恥ずかしい

(えらそうにしてえらそうにして)

偉そうにして偉そうにして

(しりもしないつよさをかたってた)

知りもしない強さを語ってた

(ここにいさせてここにいたいよ)

ここに居させてここに居たいよ

(なにをしてもまけても)

何をしても負けても

(うつくしいものにすらきづけなくてふみにじったとき)

美しいものにすら気付けなくて踏み躙った時

(かいぶつがぼくをてなずけようとやさしくきばをむいてくるだろう)

怪物が僕を手懐けようと優しく牙を剥いてくるだろう

(こころがちをながしたあんびばれんすなせいぎとあくで)

心が血を流したアンビバレンスな正義と悪で

(えいえんがないというぜつぼうにすらあいをこめて)

永遠がないという絶望にすら愛を込めて

(ふらついてぼろぼろでそれでもたっていたかった)

フラついてボロボロでそれでも立っていたかった

(むきだしのあいだけできみにあえたら)

剥き出しの愛だけで君に会えたら

(あんだーどっぐりびんぐでっどそれよりやばいから)

アンダードッグリビングデッドそれよりやばいから

(むてきだよ)

無敵だよ

(ああ)

ああ

(とらうまばっかりのあうとさいだーあくまみたいでも)

トラウマばっかりのアウトサイダー悪魔みたいでも

(まもりたいあいしたいなけてくるほど)

守りたい愛したい泣けてくるほど

(しのにおいがあまくかおってあくいがのびている)

死の匂いが甘く香って悪意が伸びている

(さいごだよつよくだきしめてこわれるほど)

最後だよ強く抱きしめて壊れるほど

(もうきみのめだってそらさないよ)

もう君の目だって逸らさないよ