マギ　ジャーファル　セリフタイピング

(しんどばっどおうがどれほどじぶんをぎせいにしていきてきたか)

シンドバッド王が、どれほど自分を犠牲にして生きてきたか。

(かれはじゅだるといってわれわれといんねんのあるおとこ)

彼はジュダルといって、我々と因縁のある男…

(けがにんがおおいですねなんせこのひがいですから)

ケガ人が多いですね、なんせこの被害ですから…

(ええまわりのことによくきがつくしてきぱきとよくはたらいてくれています)

ええ。周りのことによく気が付くし、てきぱきとよく働いてくれています。

(それはげんおうせいをだはするということですか)

それは、現王政を打破するということですか？

(ちょっとしんあさからのみすぎですよ)

ちょっとシン、朝から飲みすぎですよ。

(よっていたからですよしん)

酔っていたからですよ、シン。

(しんありばばくんをおうにするというはなしは)

シン、アリババくんを王にするという話は？

(こうはいいじめんな)

後輩いじめんな！

(ごしょもうとあらば)

ご所望とあらば。

(あなたこうていこくのこうじょでんかにまでみだりにてをだしたりしてないでしょうね)

あなた、煌帝国の皇女殿下にまで…みだりに手を出したりしてないでしょうね!

(やっぱりこうにたいざいちゅうになにかそそうがあったのでは)

やっぱり煌に滞在中に…何か粗相があったのでは…！？

(いままでいくどとなくあなたのおさけのしったいにつきあわされましたからね)

今まで幾度となく、あなたのお酒の失態に付き合わされましたからね…

(たびさきのむらでしゅえんのよるがあけたらげんちづまがたはつしていたり)

旅先の村で、酒宴の夜が明けたら現地妻が多発していたり…

(ばるばっどでもあなたがよってきんぞくきをとられなかったらあんなことには)

バルバッドでも…あなたが酔って金属器を盗られなかったらあんなことには…

(しんじられませんよね)

信じられませんよね…

(いたしかたないか)

いたしかたないか…

(ここからはこどもはみてはいけません)

ここからは子供は見てはいけません！

(けんぞくきばららーくせい)

眷属器「双蛇鏢（バララーク・セイ）」

(そもそもあなたがきんぞくきをとられなければよかったんですよ)

そもそも、あなたが金属器を盗られなければよかったんですよ！

(ごぶじのごきかんなによりですしんどばっどおうよ)

ご無事のご帰還何よりです。シンドバッド王よ。

(でもちかごろはげんきをとりもどしたんですよ)

でも、近頃は元気を取り戻したんですよ。

(えーとそうだなにかおいしいたべものでも)

えーと…そうだ、何かおいしい食べ物でも！

(あらじんたちをぶじほごしたとのことです)

アラジンたちを無事保護したとのことです。

(ねんのためまするーるたちをむかわせてよかったですね)

念のためマスルールたちを向かわせてよかったですね。

(よろしければわたしとさけでもくみかわしながらおはなししませんか)

よろしければ私と酒でもくみ交わしながらお話ししませんか？

(わるいひとですねあなたは)

悪い人ですね　あなたは。

(このくにのためにいったいどれほどのちからをあつめるおつもりですか)

この国のために、一体どれほどの「力」を集めるおつもりですか？

(ばるばっどでのおおきなしゅうかくのようにですか)

バルバッドでの大きな収穫のようにですか？

(そうですねずるくなりました)

そうですね…ずるくなりました。

(あなたはいろんなものをえすぎてあなたののぞまぬものにかわってしまいました)

あなたはいろんなものを得すぎて…あなたの望まぬものに変わってしまいました

(でもそれがあなたがえらんだみちだ)

でも…それが、あなたが選んだ道だ！

(かわることもひつぜんまえにすすむしかありません)

変わることも必然、前に進むしかありません！

(どこまでもおともします)

どこまでもお供します。

(あらじんがまぐのしゅたっとへいくというなんておどろきましたね)

アラジンがマグノシュタットへ行くと言うなんて驚きましたね。

(しかもあらじんはそれをきいたとたんにいくといいだしました)

しかも、アラジンはそれを聞いたとたんに「行く」と言い出しました…

(しんにまかせましょうなにかかんがえがあるようです)

シンに任せましょう。何か考えがあるようです…

(きんぞくきのせいでいくさのしくみはすっかりさまがわりしましたからね)

「金属器」のせいで戦の仕組みはすっかり様変わりしましたからね…

(まずいあれをやるきだ)

まずい、あれをやる気だ。

(いつまでたってもなれないものですね)

いつまでたっても…慣れないものですね…

(くにのためせかいのためをめんざいふにだれかのせいをしばるのは)

「国のため」「世界のため」を免罪符に誰かの生を縛るのは…

(こうぎょくひめはおもってたいじょうにけんめいなおかた)

紅玉姫は思ってた以上に賢明なお方。

(だけどしんあなたのこうどうもまたしかたがないこと)

だけど、シン…貴方の行動もまた仕方がないこと。

(あなたがこのくにをあんじるきもちはやはりほんものなのだから)

貴方がこの国を案じる気持ちはやはり本物なのだから。