星空と君のうた／AliA

(ながれぼしをみつけたくなかった)

流れ星を見つけたくなかった

(ふたりきりのこのよるがおわってしまうから)

ふたりきりのこの夜が終わってしまうから

(めをそらすためにきみにしゃべりかけた)

目を逸らすために君に喋りかけた

(うるさいななんてきみはわらってくれたんだ)

うるさいな なんて君は笑ってくれたんだ

(またあしたねっててをふった)

また明日ねって手を振った

(すこしはだざむいかえりみち)

少し肌寒い帰り道

(ひとりきりできみとおなじそらみあげている)

ひとりきりで君と同じ空見上げている

(なにもかわらないまいにちの)

何も変わらない毎日の

(そのむこうでかがやくほし)

その向こうで輝く星

(むすうにちらばるそのなかから)

無数に散らばるその中から

(たしかにきみを)

たしかに君を

(みつけたよ)

見つけたよ

(ながれぼしはいらないいらないいらない)

流れ星はいらない いらない いらない

(いまかなったねがいごと)

今叶った願い事

(めとめがあってえがおがこぼれた)

目と目が合って笑顔がこぼれた

(ぼくはなにもいわないいわないいえない)

僕は何も言わない 言わない 言えない

(こわれるのがこわいから)

壊れるのが怖いから

(このままでいい)

このままでいい

(ほしぞらときみのうた)

星空と君のうた

(ほしぞらにためいきがひとつ)

星空にため息がひとつ

(きみのてをにぎれずにいる)

君の手を握れずにいる

(またきょうもどらまはなくて)

また今日も ドラマはなくて

(いいきかせるんだこれでよかったって)

言い聞かせるんだこれでよかったって

(ふみはずさないようにひとつずつ)

踏み外さないようにひとつずつ

(でもたどりつかないようにすすむ)

でも辿り着かないように進む

(”いま”というまほうにぼくはかかってしまったんだ)

"今"という魔法に僕はかかってしまったんだ

(いつのまにかあたまのなかは)

いつの間にか頭の中は

(きみがくれたものばかりだった)

君がくれたものばかりだった

(あれもこれもとゆめみていた)

あれもこれもと夢見ていた

(なにもかもをぬりかえた)

何もかもを塗り替えた

(ながれぼしはみえないみえないみえないみえない)

流れ星は見えない見えない見えない見えない

(いらない)

いらない

(ながれぼしはいらないいらないいらない)

流れ星はいらない　いらない　いらない

(いまかなったねがいごと)

今叶った願い事

(それなのになみだがこぼれた)

それなのに涙がこぼれた

(ながれぼしはいらないいらないいらない)

流れ星はいらない いらない いらない

(いまかなったねがいごと)

今叶った願い事

(めとめがあってえがおがこぼれた)

目と目が合って笑顔がこぼれた

(ぼくはなにもいわないいわないいえない)

僕は何も言わない 言わない 言えない

(こわれるのがこわいから)

壊れるのが怖いから

(このままでいい)

このままでいい

(ほしぞらときみのうた)

星空と君のうた