ショートケーキ

(おわったあとのせかいがそらのむこうだなんて)

終わった後の世界が空の向こうだなんて

(だれがわかるんだろう)

誰がわかるんだろう

(ほんとうにそうだとしたらろけっとにのって)

本当にそうだとしたらロケットに乗って

(きみにあいにいくのに)

君に会いに行くのに

(ぼうえんきょうでさがしてもほししかみえないし)

望遠鏡で探しても星しか見えないし

(みつけたほしにはきみがいないことくらいしかわからない)

見つけた星には君がいないことくらいしかわからない

(ないないよいないよ)

無い　無いよ　居ないよ

(さがすほうがばかだっていわれてるみたいだ)

探す方が馬鹿だ　って言われてるみたいだ

(おもいでをたよりにきみをさがした)

思い出を頼りに　君を探した

(こどくのむしだ)

孤独の虫だ

(きみとのじかんもひとりのじかんも)

君との時間も　一人の時間も

(ぼくがぼくであったあかしだと)

僕が僕であった証だと

(わかっているよわかってるから)

わかっているよ　わかってるから

(さびしいだけだよ)

寂しいだけだよ

(ぼくのいのちのえんどろーるにしあわせとかけるように)

僕の命のエンドロールに「幸せ」と書けるように

(ほらすこしでもいいきょうもまたわらおうか)

ほら　少しでもいい　今日もまた笑おうか

(すこやかなるときもやめるときもおもいでになるように)

健やかなる時も　病める時も　思い出に　なるように

(いきたあかしをおわりのおとがするまで)

生きた証を　終わりの音がするまで

(いまいきてるせかいがじごくよりましだって)

今生きてる世界が　地獄よりマシだって

(だれがきめたんだろう)

誰が決めたんだろう？

(かみさまのかたちがひとっておもうのは)

神様の形が　人って思うのは

(ぼくらがえがいたからだろう)

僕らが　描いたからだろう

(それでもいいそれがないとすがることもできないから)

それでもいい　それが無いと　すがることもできないから

(だれもかれもぼくもきみも)

誰もかれも　僕も君も

(ふあんなだけだよ)

不安なだけだよ

(ぼくのいのちのえんどろーるにしあわせとかけるように)

僕の命のエンドロールに「幸せ」と書けるように

(ほらすこしでもいいなみだをながそうか)

ほら　少しでもいい　涙を流そうか

(いついかなるときもつらいときもおもいでになるように)

いついかなる時も　つらい時も　思い出に　なるように

(いきたあかしをおわりのおとがするまで)

生きた証を　終わりの音がするまで

(しょうもないことでもいいからいいから)

しょうもないことでもいいから　いいから

(おもいだしてみようかおぼえているはんいで)

思い出してみようか　覚えている範囲で

(おおきなできごともちいさなおもいでも)

大きな出来事も　小さな思い出も

(はじめてのこいでもおわりきえたあいでも)

初めての恋でも　終わり消えた愛でも

(はじめてたべたしょーとけーきのあじも)

初めて食べたショートケーキの味も

(いえでまつちちははあねのえがおも)

家で待つ父、母、姉の笑顔も

(れきしにのこらないぼくのじんせいは)

歴史に残らない、僕の人生は

(ちいさなぼくじしんにかきしるすよ)

小さな僕自身に書き記すよ

(いのちのえんどろーるにしあわせとかけるように)

命のエンドロールに「幸せ」と書けるように

(ほらすこしでもいいなみだをながそうか)

ほら　少しでもいい　涙を流そうか

(いついかなるときもつらいときもおもいでになるように)

いついかなる時も　つらい時も　思い出になるように

(いきたあかしを)

生きた証を

(ぼくのいのちのえんどろーるにしあわせとかけるように)

僕の命のエンドロールに「幸せ」と書けるように

(ほらすこしでもいいきょうもまたわらおうか)

ほら　少しでもいい　今日もまた笑おうか

(すこやかなるときもやめるときもおもいでになるように)

健やかなる時も　病める時も　思い出に　なるように

(いきたあかしをおわりのおとがするまで)

生きた証を　終わりの音がするまで