波のウサギ
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歌詞(問題文)
(きおくにしろくたつあらなみ)
記憶に白く立つ荒波
(あなたおもいだす)
あなた思い出す
(とおくてゆれるうみのそこに)
遠くて揺れる海の底に
(ねむるいとしいあなた)
眠る愛しいあなた
(みずはらさん えかかんとかえれんよかだいじゃって)
水原さん! 絵書かんと帰れんよ 課題じゃって
(かえらんおとうとおかあが のりもつまんとのんだくれとる)
帰らん! おとうとおかあが 海苔も摘まんと飲んだくれとる
(かかんうみきらいじゃし)
書かん! 海嫌いじゃし
(うらのてだせや)
浦野 手出せや
(は)
は?
(つめたいわたしのてが)
冷たい私の手が
(あなたのてにふれて)
あなたの手に触れて
(あなたのぬくもりがわたしを)
あなたの温もりが私を
(ゆっくりとそめていく)
ゆっくりと染めていく
(それやる)
それやる
(ほいでも)
ほいでも...
(にいちゃんのじゃよおけあるけえ)
兄ちゃんのじゃ よおけあるけえ
(うさぎがはねよる しょうがつのてんぷくじこのひもこんなうみじゃった)
ウサギが跳ねよる 正月の転覆事故の日もこんな海じゃった
(かきたきゃおまえがかわりにかけ)
書きたきゃお前が代わりに書け
(みずはらさん おにいちゃんあげようか)
水原さん お兄ちゃんあげようか?
(いらん)
いらん!
(うらののおにいちゃんをみたら ぜんそくりょくでにげえゆうだんしのおきてがあるでの)
浦野のお兄ちゃんを見たら 全速力で逃げえゆう男子のおきてがあるでの
(ほいでもかいぐんのがっこうかよいよるとちゅうに うみでおぼれるあほよりはましじゃ)
ほいでも 海軍の学校通いよる途中に 海でおぼれるアホよりはマシじゃ
(ほんまじゃね)
ほんまじゃね
(むじょうなうみをはねるうさぎ)
無情な海を跳ねるウサギ
(ただながめている)
ただ眺めている
(さびしいうみをはねるうさぎ)
寂しい海を跳ねるウサギ
(つぎからつぎへと)
次から次へと
(みぎてでえがきこむおもいで)
右手で描き込む思い出
(あなたをわすれぬように)
あなたを忘れぬように
(できた)
できた!
(いよいよいらんことするわ)
いよいよいらんことするわ
(できてしもうたら かえらにゃいけんじゃろうが)
できてしもうたら 帰らにゃいけんじゃろうが
(こんなえじゃ うみをきらいになれんじゃろ)
こんな絵じゃ... 海を嫌いになれんじゃろ
(こどくなうみをはねるうさぎ)
孤独な海を跳ねるウサギ
(みなもにとけてく)
水面に溶けてく
(このうみをいつのひかすきになれるように)
この海をいつの日か好きになれるように
(きおくにしろくたつあらなみ)
記憶に白く立つ荒波
(あなたおもいだす)
あなた思い出す
(ふゆのいてつくうみのそこに)
冬の凍てつく海の底に
(ねむるいとしいあなた)
眠る愛しいあなた
(やどるいとしいあなた)
宿る愛しいあなた