冠菊

(やきつけてこのりょうらんのこうようを)

焼き付けて この繚乱の高揚を

(ｗｏｗ)

Wow...

(たいようはしらないつきにはとどかない)

太陽は知らない 月には届かない

(ぜつぼうもきぼうもふるえるこどうも)

絶望も希望も震える鼓動も

(ざわめくひとごみのまとわりつくおんど)

ざわめく人ごみのまとわりつく温度

(いまだけはここちよくなるの)

今だけは心地よくなるの

(えんらいににたあいずがひびく)

遠雷に似た合図が響く

(はやるおもいとよびあうように)

逸る想いと呼び合うように

(かんじさせてよもっとあいを)

感じさせてよ もっと愛を

(くらやみにさくかっとうとみつめあっていたい)

暗闇に咲く葛藤と 見つめ合っていたい

(ちんもくをやぶってふりそそぐたび)

沈黙を破って 降りそそぐたび

(こころはかなさにゆれて)

心 儚さに揺れて

(うっとうしいくらいのねつりょうに)

鬱陶しいくらいの熱量に

(あぁもうすこしうかされていたいな)

あぁもう少し 浮かされていたいな

(いきをのんでそらさないで)

息を呑んで そらさないで

(わすれたくないりょうらんのこうようを)

忘れたくない 繚乱の高揚を

(ｗｏｗ)

Wow...

(このさきなんねんもおもいだすのでしょう)

この先何年も思い出すのでしょう

(らしくないきみのあせつたうよこがお)

らしくない君の汗伝う横顔

(このしたやみからのぞくうらはらな)

木下闇（このしたやみ）から覗く裏腹な

(まなざしはなにをみていたの？)

眼差しは 何を見ていたの？

(ほしのきせきをよかぜがとかす)

星の軌跡を 夜風が融かす

(うたたごころをくすぐるように)

うたた心を くすぐるように

(わすれさせてよこんなうれいを)

忘れさせてよ こんな憂いを

(すれたはだしのせつなさもきにならないくらい)

擦れた裸足の切なさも気にならないくらい

(おそろいでかったあめがけのほうせきを)

お揃いで買った 飴がけの宝石を

(したであそばせて)

舌で遊ばせて

(だいさんしゃめせんじゃとるにたらないしゅんかんが)

第三者目線じゃ 取るに足らない瞬間が

(たまらなくいとしいの)

たまらなく愛しいの

(おわらないであけるまで)

終わらないで 明けるまで

(ときめきとけんそうにおぼれたい)

トキメキと 喧騒に溺れたい

(はなのいのちはなんていって)

花の命は なんて言って

(いろにでにけりかんじょうをあきらめたくない)

色に出にけり 感情を諦めたくない

(ちんもくをやぶってあまのじゃくなひとみの)

沈黙を破って あまのじゃくな瞳の

(そのおくにふれて)

その奥に触れて

(かんじさせてよもっとあいを)

感じさせてよ もっと愛を

(くらやみにさくかっとうとみつめあっていたい)

暗闇に咲く葛藤と 見つめ合っていたい

(ふいにおとずれるひきあしのしずけさに)

不意に訪れる引き足の静けさに

(きづかないふりして)

気づかないふりして

(うっとうしいくらいのねつりょうに)

鬱陶しいくらいの熱量に

(あぁもうすこしうかされていたいな)

あぁもう少し浮かされていたいな

(いきをのんでやきつけて)

息を呑んで 焼き付けて

(わすれたくないりょうらんのこうようを)

忘れたくない繚乱の高揚を

(ｗｏｗ)

Wow...

(さいこうのさいごまでめをそらさないで)

最高の最後まで 目をそらさないで