「私」が死んでいく。/Suzaku-朱雀-
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歌詞(問題文)
(まだわたしがさなぎだったころうそみたいなはなしをしていたんだ)
まだ私が蛹だった頃、嘘みたいな話をしていたんだ。
(はりぼてのかげははがれおちて)
剥製の影は剥がれ落ちて。
(ただこたえあわせをしておなじように)
ただ、答え合わせをして同じ様に。
(ずっと)
ずっと。
(ただとうめいなからだのもとをぐちゃぐちゃのおけしょうできかざってしまえば)
ただ透明な身体の元を ぐちゃぐちゃのお化粧で着飾ってしまえば。
(わずかなしせんがいたいたしいままできたいだけをせおってしまったんだ)
僅かな視線が痛々しいままで 期待だけを背負ってしまったんだ。
(かざらないでそういっていたきみは)
「飾らないで。」そう言っていた君は
(いつでもちいさくてひとりでないていた)
何時でも小さくて一人で泣いていた。
(こぼれおちたおもいでもおしころしてしまいそうで)
こぼれ落ちた思い出も 押し殺してしまいそうで
(きっとこわれたひたいもほころぶいたみもなければいいの)
きっと、壊れた額も 綻ぶ痛みも 無ければいいの
(いだくりそうがげんじつにかわるなら)
抱く理想が現実に変わるなら。
(どうにかきみをころしてわたしをいかしてそのてでぎゅっと)
どうにか、君を殺して、「私」を生かして。その手でぎゅっと。
(よごれたわたしはなににでもなれるから)
汚れた「私」は何にでもなれるから。
(わたしがしんでいく)
私が死んでいく。
(わたしがしんでいく)
私が死んでいく。
(わたしがしんでいく)
私が死んでいく。
(めをさましてもとらわれたままでかごのなかでひとりでないていた)
目を覚ましても囚われたままで 籠の中で一人で泣いていた。
(たどりついたこたえがじぶんをころせばあいされるよむりょくなきみも)
辿り着いた答えが「自分を殺せば、愛されるよ。無力な君も」
(だなんて)
だなんて。
(おもいだしてむじゃきなころのきみはいつでもおかしくてうつろなめじゃなかった)
「思い出して、無邪気な頃の君はいつでも可笑しくて虚ろな目じゃなかった。」
(たどりついたおもいではなにいろにもみえなくて)
辿り着いた思い出は 何色にも見えなくて、
(きっとここでおわればここでかわればおそくはないの)
きっと、ここで終われば 此処で変われば 遅くはないの。
(ただしさなんてすてちゃえばよかったんだ)
正しさなんて捨てちゃえば良かったんだ。
(いいよこわれたひたいもほころぶいたみもなれればいいの)
いいよ、壊れた額も 綻ぶ痛みも 慣れればいいの
(つなぐこどうはまがいものじゃなかった)
繋ぐ鼓動は まがい物じゃなかった。
(ずっと)
ずっと。
(いっそはじをこのんであしたをきらってむじゃきにわらって)
いっそ、恥を混んで、明日を嫌って、無邪気に笑って。
(かこをえがいていまをあがいてまたゆめをみていく)
過去を描いて、今を足掻いて、また夢を見ていく。
(わたしがしんでいく)
「私」が死んでいく。