アルビレオ／ロクデナシ

(そばにいてもはなれたまま)

側にいても　離れたまま

(ひとつになれないれんせい)

ひとつになれない連星

(あるびれお)

アルビレオ

(ああきみがおもうよりも)

ああ君が思うよりも

(ぼくはきみでいっぱいだ)

僕は君でいっぱいだ

(りゅうせいみたいなうつろいを)

流星みたいな移ろいを

(かたときもはなさずみていたいの)

片時も離さず見ていたいの

(ああぼくがおもうよりも)

ああ僕が思うよりも

(きみはずっとずっととおい)

君はずっとずっと遠い

(かさなったようにみえるしぐさ)

重なったように見える仕草

(くるしくなるほどにうつくしいな)

苦しくなるほどに美しいな

(きみがすきってかんじょうが)

君が好きって感情が

(のこらずよぞらをかざっている)

残らず夜空を飾っている

(こころがあまったいいわけを)

心が余った言い訳を

(あいだなんてよびたくない)

愛だなんて呼びたくない

(きみはあいにうかんだあるびれお)

君は藍に浮かんだアルビレオ

(このこころをうばったまま)

この心を奪ったまま

(いらないのならかえしてよ)

いらないのなら返してよ

(ほかにおきばもないけどさ)

他に置き場もないけどさ

(いまもあいみすゆーのきれはしが)

いまもアイミスユーの切れ端が

(せいそうけんでもえて)

成層圏で燃えて

(そばにいてもはなれたまま)

側にいても　離れたまま

(ひとつになれないれんせい)

ひとつになれない連星

(あるびれお)

アルビレオ

(なんこうねんさきでかがやいてる)

何光年先で輝いてる

(きみにきみにこいをしたんだ)

君に君に恋をしたんだ

(なんこうねんさきかはかれぬほど)

何光年先か測れぬほど

(きみのひかりがまぶしすぎたからああ)

君の光が眩しすぎたから　嗚呼

(きみがすきってかんじょうで)

君が好きって感情で

(それだけでほしがまわっている)

それだけで星が周っている

(あしたをいきるいいわけを)

明日を生きる言い訳を

(あいだなんてよんでみたい)

愛だなんて呼んでみたい

(きみはあいにうかんだあるびれお)

君は藍に浮かんだアルビレオ

(このこころをうばったまま)

この心を奪ったまま

(いらないのならかえしてよ)

いらないのなら返してよ

(ほかにおきばもないけどさ)

他に置き場もないけどさ

(いまもあいみすゆーのきれはしが)

いまもアイミスユーの切れ端が

(せいそうけんでもえて)

成層圏で燃えて

(そばにいてもはなれたまま)

側にいても　離れたまま

(ひとつになれないれんせい)

ひとつになれない連星

(きみはあいのいろしたあるびれお)

君は愛の色したアルビレオ

(このこころこがすほどの)

この心焦がすほどの

(だれよりちかくこいしてた)

誰より近く恋してた

(とどくわけもないのにさ)

届くわけもないのにさ

(いまもおんどをこえたたかなりが)

いまも温度を超えた高鳴りが

(きみをすきとさけぶ)

君を好きと叫ぶ

(はなれててもきえないまま)

離れてても　消えないまま

(ふたつにならないにじゅうせい)

ふたつにならない二重星

(あるびれお)

アルビレオ