夏目漱石「こころ」3-102
夏目漱石「こころ」3-102
下)先生と遺書
夏目漱石の「こころ」(下)でございます。
なるべく原文ママで問題を設定しておりますので、誤字なのか原文なのかややこしいとは思われますが最後までお付き合い下さい。
オリジナルの書き方・読み方については以下に載せますので、参考の程よろしくお願い致します。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
7:端緒(いとくち)
20:差支(さしつかえ)
21:癇(かん)
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夏目漱石の「こころ」(下)でございます。
なるべく原文ママで問題を設定しておりますので、誤字なのか原文なのかややこしいとは思われますが最後までお付き合い下さい。
オリジナルの書き方・読み方については以下に載せますので、参考の程よろしくお願い致します。
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7:端緒(いとくち)
20:差支(さしつかえ)
21:癇(かん)
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| 順位 | 名前 | スコア | 称号 | 打鍵/秒 | 正誤率 | 時間(秒) | 打鍵数 | ミス | 問題 | 日付 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | omochi | 7762 | 神 | 8.1 | 95.5% | 149.7 | 1219 | 57 | 25 | 2026/08/17 |
| 2 | んた | 5097 | B+ | 5.3 | 95.4% | 234.8 | 1257 | 60 | 25 | 2026/09/30 |
| 3 | kkk4015 | 4878 | B | 5.0 | 96.3% | 237.8 | 1206 | 46 | 25 | 2026/08/04 |
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問題文
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(ごじゅうに)
五十二
(「わたくしのなきともにたいするこうしたかんじはいつまでもつづきました。)
「私の亡友に対するこうした感じは何時までも続きました。
(じつはわたくしもはじめからそれをおそれていたのです。)
実は私も初からそれを恐れていたのです。
(ねんらいのきぼうであったけっこんすら、)
年来の希望であった結婚すら、
(ふあんのうちにしきをあげたといえばいえないこともないでしょう。)
不安のうちに式を挙げたと云えば云えない事もないでしょう。
(しかしじぶんでじぶんのさきがみえないにんげんのことですから、)
然し自分で自分の先が見えない人間の事ですから、
(ことによるとあるいはこれがわたくしのこころもちをいってんしてあたらしいしょうがいにはいるいとくちに)
ことによると或はこれが私の心持を一転して新らしい生涯に入る端緒に
(なるかもしれないともおもったのです。)
なるかも知れないとも思ったのです。
(ところがいよいよおっととしてあさゆうさいとかおをあわせてみると、)
ところが愈夫として朝夕妻と顔を合せて見ると、
(わたくしのはかないきぼうはてきびしいげんじつのためにもろくもはかいされてしまいました。)
私のはかない希望は手厳しい現実のために脆くも破壊されてしまいました。
(わたくしはさいとかおをあわせているうちに、そつぜんけいにおびやかされるのです。)
私は妻と顔を合せているうちに、卒然Kに脅かされるのです。
(つまりさいがちゅうかんにたって、)
つまり妻が中間に立って、
(けいとわたくしをどこまでもむすびつけてはなさないようにするのです。)
Kと私を何処までも結び付けて離さないようにするのです。
(さいのどこにもふそくをかんじないわたくしは、)
妻の何処にも不足を感じない私は、
(ただこのいってんにおいてかのじょをとおざけたがりました。)
ただこの一点に於て彼女を遠ざけたがりました。
(するとおんなのむねにはすぐそれがうつります。)
すると女の胸にはすぐそれが映ります。
(うつるけれども、りゆうはわからないのです。)
映るけれども、理由は解らないのです。
(わたくしはときどきさいからなぜそんなにかんがえているのだとか、)
私は時々妻から何故そんなに考えているのだとか、
(なにかきにいらないことがあるのだろうかとかいうきつもんをうけました。)
何か気に入らない事があるのだろうかとかいう詰問を受けました。
(わらってすませるときはそれでさしつかえないのですが、)
笑って済ませる時はそれで差支ないのですが、
など
(ときによると、さいのかんもこうじてきます。)
時によると、妻の癇も高じて来ます。
(しまいには「あなたはわたしをきらっていらっしゃるんでしょう」とか)
しまいには『あなたは私を嫌っていらっしゃるんでしょう』とか、
(「なんでもわたしにかくしていらっしゃることがあるにちがいない」とかいうえんげんも)
『何でも私に隠していらっしゃる事があるに違ない』とかいう怨言も
(きかなくてはなりません。)
聞かなくてはなりません。
(わたくしはそのたびにくるしみました。)
私はその度に苦しみました。