RAINMAKER

(まっくらなせかいに)

まっくらな世界に

(ひかりがあたるなら)

光があたるなら

(それはあなたのようないろをしている)

それは　あなたのような色をしている

(あなたのいろを)

あなたの色を

(あなたのにおいを)

あなたのにおいを

(あなたのそれしか)

あなたのそれしか

(わたしはしらないけど)

わたしは知らないけど

(あなたのことばですべてをしって)

あなたの言葉ですべてを知って

(あなたのことばですべてをみたの)

あなたの言葉ですべてを見たの

(だからわたしのてをとって)

だから　わたしの手をとって

(もっとずっと)

もっと　ずっと

(みちびいて)

みちびいて

(わたしのことを)

わたしのことを

(とぶだれよりも)

飛ぶ　だれよりも

(たかくをとぶなら)

高くを飛ぶなら

(わたしはあなたのそばで)

わたしは　あなたのそばで

(あなたをまもっていられたい)

あなたを　まもっていられたい

(とぶだれよりも)

飛ぶ　だれよりも

(たいせつなあなたに)

たいせつな　あなたに

(わたしのすべてを)

わたしのすべてを

(つくってほしいの)

作ってほしいの

(ねぇわたしのあまごいし)

ねぇ　わたしの雨乞師

(ふたしかなせかいに、)

不確かな世界に、

(あしをふみだすには。)

足を踏み出すには。

(すこしのゆうきとあこがれをかかえて。)

少しの勇気と憧れを抱えて。

(わたしにとって、)

私にとって、

(かがやかしいなにかを。)

輝かしい何かを。

(みつけだせたならば、)

見つけ出せたならば、

(もはやくいなどない。)

もはや悔いなどない。

(うしなわれるいのちにはなといのりを。)

喪われる命に花と祈りを。

(そうしてあしたへといきていこうと。)

そうして明日へと生きていこうと。

(そうだ、わたしのてをとって。)

そうだ、私の手を取って。

(もっと、ずっと。)

もっと、ずっと。

(こんどこそ、)

今度こそ、

(ふみはずさぬよう。)

踏み外さぬよう。

(とぶ。だれよりも、)

飛ぶ。誰よりも、

(たかくへとべるなら。)

高くへ飛べるなら。

(わたしはおまえのそばで、)

私はお前の傍で、

(おまえといきていきたいんだ。)

お前と生きて行きたいんだ。

(とぶ。あめをこう、)

飛ぶ。雨を乞う、

(わたしを、たかみから。)

私を、高みから。

(わたしのたいようとなって、かがやけ！)

私の太陽となって、輝け！

(さぁ、あしたへと、とべ。)

さぁ、明日へと、飛べ。

(こんなにもふたしかなげんそうきょうで、いきる。)

こんなにも不確かな幻想郷で、生きる。

(それでもこのよのふじょうりは、ころせない。)

それでもこの世の不条理は、殺せない。

(だから、いきるいみをもとめて、)

だから、生きる意味を求めて、

(きぼうとよぶのだ。)

希望と呼ぶのだ。

(とぶ。かつてみた、)

飛ぶ。かつて見た、

(あのそらのむこうがわ。)

あの空の向こう側。

(おまえはそのすべてをみて)

お前はその全てを見て

(わたしのせかいとなってくれ)

私の世界となってくれ

(とぶ。あめをこう、)

飛ぶ。雨を乞う、

(わたしをこえていく。)

私を越えていく。

(さぁ、いまだだれもしらない、あしたへ。)

さぁ、未だ誰も知らない、明日へ。

(とぶだれよりも)

飛ぶ　だれよりも

(とおくへとべても)

遠くへ飛べても

(わたしは)

わたしは

(あなたのそばから)

あなたのそばから

(どこへも)

どこへも

(いったりしないから)

いったりしないから

(とぶだれよりも)

飛ぶ　だれよりも

(たいせつなあなたに)

たいせつな　あなたに

(わたしのすべてを)

わたしのすべてを

(みていてほしいの)

見ていてほしいの

(ねぇわたしのあまごいし)

ねぇ　わたしの雨乞師

(わたしのあまごいし)

わたしの雨乞師