【意味怖】念 ＊概要欄に解説
念じると相手に不幸が起きるという力は、
少年ではなく他の人の力によるもの。
今までは偶然、少年の願った通りに相手が
事故に巻き込まれていた。
しかし今回は少年が優勝候補になってしまったため
不幸が起きるという力を使われてしまった。
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問題文
(しょうねんはむかしからあくうんがつよかった)
少年は昔から、悪運が強かった。
(けっしてよろこばしいことではなくぎゃくにあやしまれるようなうんだ)
決して喜ばしいことではなく、逆に怪しまれるような運だ。
(というのもしょうねんがけっかをのこすときじょういのひとにとらぶるがおこる)
というのも、少年が結果を残す時、上位の人にトラブルが起こる。
(そしてくりあげでにゅうしょうするというものだった)
そして繰り上げで入賞するというものだった。
(ぶかつのてにすのたいかいでいつもかてないせんしゅがそのひにかぎってじこにあい)
部活のテニスの大会で、いつも勝てない選手が、その日に限って事故に遭い、
(けつじょうすることで３いになることができた)
欠場することで３位になることができた。
(あるときはにゅうししけんでおちてしまったのにごうかくしゃがすうにんじたいしたことで)
ある時は、入試試験で落ちてしまったのに、合格者が数人辞退したことで
(くりあげでごうかくすることができた)
繰り上げで合格することができた。
(しょうねんはいつしかじぶんがねんじたあいてにふこうがおきるんだとおもいはじめる)
少年はいつしか、自分が念じた相手に不幸が起きるんだと思い始める。
(そんななかどうしてもゆうしょうしたいてにすのたいかいがありもうれんしゅうにはげんだ)
そんな中、どうしても優勝したいテニスの大会があり、猛練習に励んだ。
(そのかいもありしょうねんはゆうしょうこうほとさえいわれるようになった)
その甲斐もあり、少年は優勝候補とさえ言われるようになった。
(そんなたいかいのぜんじつ)
そんな大会の前日。
(しょうねんはねんのためらいばるとなるせんしゅのじこをねがった)
少年は念のため、ライバルとなる選手の事故を願った。
(そしてたいかいとうじつ)
そして、大会当日。
(しょうねんはしあいかいじょうにむかうさいにじこにあった)
少年は試合会場に向かう際に、事故に遭った。