うるせぇ、黙れ。/syudou

(ふときづいたらすでにげんめつ)

ふと気付いたら既に幻滅

(むかしおもってたおとはしに)

昔思ってた音は死に

(ありきたってるひびのそうおんで)

在り来たってる日々の騒音で

(せいねんせいしんさんまん)

青年精神散漫

(うらでうってるばかりほうわ)

裏で打ってるばかり飽和

(きらいじゃないけどすきでもない)

嫌いじゃないけど好きでもない

(きみがいいならひていしないけど)

君が良いなら否定しないけど

(なんのぎもんももたぬそのあたまが)

何の疑問も持たぬその頭が

(ただうとましい)

ただ疎ましい

(やすいぞうごにてばりぞうごん)

安い造語にて罵詈雑言

(ちのさけひのさけにがいさけ)

血の酒火の酒苦い酒

(まとをいってるようにみえるけど)

的を射ってる様に見えるけど

(しょせんなんかのあとおい)

所詮何かの後追い

(げんじつはすいっちひとつでさ)

現実はスイッチ一つでさ

(でんこうせっかのひっとちゃーと)

電光石火のヒットチャート

(だれがならべまつるのおんぱれーど)

誰が並べ奉るのオンパレード

(きみがあいしてやまないものすらもれなく)

君が愛して止まない物すらもれなく

(つかいすてて)

使い捨てて

(どうぞくけんおにれっかばん)

同族嫌悪に劣化版

(だれかれかまわずみくだすわけは)

誰彼構わず見下す訳は

(めざめてひさしいしょうにんよっきゅう)

目覚めて久しい承認欲求

(だんすふろあはちつじょほうかい)

ダンスフロアは秩序崩壊

(じぞうしたいならよそでしな)

地蔵したいなら他所でしな

(ひとりたってるなかできづいた)

独り立ってる中で気付いた

(しゅうきょうてきとういつかん)

宗教的統一感

(てかささっきのはなしほんき)

「てかさ、さっきの話本気？」

(そこまであんたがあほだとは)

そこまでアンタが阿呆だとは

(ふえるようぶんそんではないけど)

増える養分損ではないけど

(きどりたいとのぞむなら)

気取りたいと望むなら

(だったらさっさとはんせいせい)

だったらさっさと反省せい

(てっとうてつびのこんぷれす)

徹頭徹尾のコンプレス

(したがわざるをえないのこんぷれっくす)

従わざるを得ないのコンプレックス

(おれはちがうをもとめたけっかがこのざま)

「俺は違う」を求めた結果がこのザマ

(わらえちゃうね)

笑えちゃうね

(そういうぽっぷもいいじゃない)

そういうポップもいいじゃない

(よべどさけべどおとにかきけされ)

呼べど叫べど音に掻き消され

(だれにもとどかぬもんだいていじ)

誰にも届かぬ問題提示

(しかけろしとめろ)

仕掛けろ仕留めろ

(いまのまま)

今のまま

(はんしんはんぎのまっどねす)

半信半疑のマッドネス

(ふかいかんたぎらせればいいんじゃない)

不快感滾らせればいいんじゃない

(みとめたくないのならばさくりゃくだはして)

認めたくないのならば策略打破して

(おれいまいり)

お礼参り

(せいしんせいいでまってます)

誠心誠意で待ってます

(かすたまーいずらいとなせいしん)

カスタマーイズライトな精神

(いますぐすぐさまなげすて)

今直ぐ直ぐさま投げ捨て

(にっしんげっぽでかけていこう)

日進月歩で駆けて行こう

(あげあしとられながらもたってよう)

揚げ足取られながらも立ってよう

(ひとのふりみてわがふりかえりみるなんざ)

人の振り見て我が振り顧みるなんざ

(おかどちがい)

お門違い

(ろくじょうひとまのみっどないと)

六畳一間のミッドナイト

(かきならすはがねのしんどうこそ)

搔き鳴らす鋼の振動こそ

(みじめなじぶんをはきする)

惨めな自分を破棄する

(やゆするやからにたいする)

揶揄する輩に対する

(せかいにとどろくはんこうせいめい)

世界に轟く犯行声明