昔は好きでした

(もうきょうみもないけどもうどうでもいいけど)

もう興味 もないけど もうどうでもいいけど

(むかしはだいすきだったってかこけいだけど)

昔は大好きだったって過去形だけど

(もうひつようもないけどもうそうでもないけど)

もう必要もないけど もうそうでもないけど

(ぐうぜんあえばああってなるけどそれだけだけど)

偶然会えば「ああ」ってなるけど それだけだけど

(きそいあうかんどうかけたひびはむいみ)

競いあう感動 掛けた日々は無意味

(だれもがだれかのつうかてん)

誰もが誰かの通過点

(りそうをかさねたそうぞうとちがった)

理想を重ねた想像と違った

(てか、そろそろあきました)

てか、そろそろ飽きました

(さよならだ)

さよならだ

(いらないおもいでをすててかねのなるほうへ)

いらない思い出を捨てて 鐘の鳴るほうへ

(すきのためにいきてるけど)

好きのために 生きてるけど

(すきだけじゃくらしていけないだろ)

好きだけじゃ暮らしていけないだろ

(さいごのほうはだいっきらいでした)

最後のほうは大っ嫌いでした

(おいかけるのにつかれました)

追いかけるのに疲れました

(かいぜんてんってがいあくでした)

改善点って害悪でした

(むかしのほうがよかったな)

昔のほうがよかったな

(かわりゆくかんきょう、かけたかちはむかち)

変わりゆく環境、懸けた価値は無価値

(だれもがだれかのしょうひぶつ)

誰もが誰かの消費物

(ものだってひとだってじゅんじょがあるんだ)

物だって人だって順序があるんだ

(もうそろそろいかなきゃ、)

もうそろそろ行かなきゃ、

(さよならだ)

さよならだ

(いらないおもいでをうってかねのなるほうへ)

いらない思い出を売って 金の生るほうへ

(むだじゃないよぷらいすれす)

無駄じゃないよ プライスレス

(じゅうねんもたてばびだんになる)

十年も経てば美談になる

(いつかすきだってきらいだっていれかわって)

いつか好きだって嫌いだって入れ替わって

(ちがうじぶんになる)

違う自分になる

(どうせすきになってきらいになって)

どうせ好きになって嫌いになって

(わすれてむかんしんになってく)

忘れて無関心になってく

(すきってことがすばらしいなら)

好きってことが 素晴らしいなら

(すきをやめたぼくはさいていだ)

好きをやめた僕は最低だ

(ばいばい、さよならだ)

バイバイ、さよならだ

(いらないおもいでをすててかねのなるほうへ)

いらない思い出を捨てて 鐘の鳴るほうへ

(すきってことがこわくなりそうだ)

好きってことが 怖くなりそうだ

(ああもう、すきをぜんぶかざれたってどうじにはみられないだろ)

ああもう、好きを全部飾れたって同時には見られないだろ

(だってぜんぶすきだったから)

だって全部好きだったから

(もうきょうみもないけど)

もう興味もないけど